元プラマイ兼光、電撃解散で苦境 月25万円のローン地獄に愛車現金購入で「いま手元にお金がない」

兼光タカシ【写真:ENCOUNT編集部】

21年間活動も終わりは「LINE一発」

元プラス・マイナスの兼光タカシが19日、関西テレビ『マルコポロリ!』(日曜午後1時59分)に出演。2月に元相方・岩橋良昌が吉本興業から契約解除され、コンビは解散となり、ピン芸人として活動している兼光が騒動を振り返るとともに、現状を明かした。

昨年、コンビで権威ある上方漫才大賞の大賞を受賞。直後から新幹線移動がグリーン車になり、今年4月からのギャラアップも約束されたことで楽しみにしていたという。契約解除の要因となった岩橋のX(旧ツイッター)で「解散」とポストした際は、「まあまあ、何か言うてるわ」と思っていたところ、数十分後に「もうオレ吉本やめるわ。ありがとう」とLINEが来たため、電話したが出なかったという。その間も岩橋のポストは解散、退社、感謝のあいさつと続いた。再び「吉本もやめるわ。今までありがとう。お疲れ様でした」とLINEが来たきりで、1度も対面していないと告白。兼光は「こんなことあります。21年、一緒にやって来て、LINE一発で終わりって」と虚しい感情を明かした。コンビ仲は波があったものの「ごく普通」だったという。

最悪のタイミングでの解散だった。約1年前に購入した東京・世田谷区の自宅は79歳まで34年、月25万円のローンが残っているとし、解散直後に納車された愛車はキャッシュで買ったため、「だから、いまお金がないんです。手元に」と苦しい懐事情を口にした。さらに、もうすぐ子どもが誕生するといい「妻は安定期に入りましたけど、僕は不安定期に入りました」と笑わせ、「これむちゃくちゃウケるんです」とピン転向後の“鉄板ネタ”とした。

「ピンでトリを取ってみたい。めっちゃかっこよくないですか。1人で最後、トリ」と夢を掲げた兼光。MCの東野幸治から「もうコンビは組みたくない?人と」と聞かれると、「もういいっすね。もうやったでしょう。21年やりましたし」と即答した。東野が「最終的にしゃべってないのはちょっとこっちも心残りと言うかあれですけど」と気遣うと、「そうですね。でも、今さらしゃべるのもね」と複雑な気持ちを吐露した。

オール巨人、大木こだまらのモノマネにも定評があった兼光は、今後の“秘策”として、巨人のまねで巨人の持ち歌『男の子守歌』を熱唱。東野から「ものまねもする、漫談もするけど、歌も歌っていこうっていう」と確認されると、「やっぱり営業とかだと(持ち時間が)15分とかなんです。もたへん」と歌への意気込みを見せた。

また、18日の『グランプリファイナル』でガクテンソクが優勝した『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』も、プラス・マイナスは『ノックアウトステージ開幕戦』32組への進出が決まっていたが、辞退となった。『―ファイナル』で司会を務めた東野から「(予選で)一番ウケたって言ってたで」と言われると、兼光は「ウワサによると、ホンマかわかんないですけど、1位通過って聞いたんですよ」と明かした。東野も「1位通過やった。聞いたオレは」と認め、兼光は「そう聞いて、『やった~』って思ってたら」と当時の心境を振り返った。ENCOUNT編集部

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