「今年はこれ試してみよう」 簡易ハエ取り器の作り方を警視庁が紹介 効果を実感する声も

気温が上がり増えてくるハエやコバエ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

防災や日常に役立つライフハックを発信している、警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)。災害に備える意識の高まりから、反響が大きかった過去の投稿を改めて紹介しています。今回は、気温の上昇とともに気になり始める、虫への対策を紹介。災害時だけでなく、普段の生活にも役立ちそうです。

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実際に試した人から効果の報告も

蒸し暑くなると気になるのが、部屋の中を飛び回る虫の存在。殺虫剤で撃退しようとしても、素早さに苦戦することもありますよね。そこで今回、同課がXで2017年8月に公開し、5000件を超える“いいね”を集めた簡易ハエ取り器の作り方を改めて紹介しています。

「夏場の避難所では、衛生管理が重要ということで、東京都発行の『東京防災』にも紹介されている」という簡易ハエ取り器。とても手軽に、家庭にあるもので作ることができるようです。

【用意するもの】
空のペットボトル 1本(500mlサイズ)
日本酒 70cc
酢 50cc
砂糖 100g
カッターなど

【作り方】
1. 空のペットボトルに日本酒、酢、砂糖を入れて混ぜる
2. フタは閉め、ペットボトルの上部(飲み口の下あたり)にカッターなどでハエの侵入口を開ける

投稿に添えられた写真には、ペットボトルのフタの下にあるネックリングを活用し、吊り下げられるよう紐をかけている様子が収められています。スペースが限られる場所では、フックなどを利用してかけておけるようにするのも良いでしょう。

また、ペットや小さい子どもがいると、殺虫剤を使いたくないと考える人も。そうした場合でも、この材料なら安心して使えそうです。作るときにカッターなどを使う際は、けがをしないよう取り扱いに気をつけましょう。

避難所に限らず、普段の生活でも役立ちそうな簡易ハエ取り器の紹介は、多くの反響を呼びました。リプライ(返信)や引用リポストには「東日本大震災時、石巻にボランティアで入った友人が暖かくなった頃に『ハエがひどい。ハエ取り紙が欲しい』と投稿していたことを思い出しました。こういう知識も大事ですね」「おお! これは我が家でも役立ちそうです!」「これすごすぎ……この夏やってみようかな」「コバエ出たら、今年はこれ試してみよう」などの声が寄せられています。

また、「庭作り初期頃に同じものをハチ取りとして枝に吊してました。カブトムシやアリもいろいろ入ってきましたよ」「これ、家でもやりました。ハエには効果抜群です」という、実際に効果を実感する人の声も。

避難所に限らず、自宅でも衛生に気を使う時期。虫が気になったときは、こうした自作アイテムで対処するのも良いでしょう。

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