日本、台湾総統の就任式に過去最大規模の議員団を派遣―仏メディア

仏RFIの中国語版サイトは18日、20日に行われる台湾の新総統、頼清徳氏の就任式に出席するため、日本が過去最大規模の議員団を派遣したとする記事を掲載した。写真は台湾総統府。

仏RFIの中国語版サイトは18日、20日に行われる台湾の新総統、頼清徳氏の就任式に出席するため、日本が過去最大規模の議員団を派遣したとする記事を掲載した。

記事はまず、自民党や立憲民主党など超党派の国会議員で作る「日華議員懇談会」のメンバー31人が18日、台北市に到着したとし、「これは過去最大規模の訪台議員団だ」と伝えた。

そして、日華議員懇談会の古屋圭司会長が「台湾と日本との連携をさらなる強化。今、中国が正直言って常軌を逸した動きをしていますので、そういった動きをさせない、けん制する、世界が連携していく。そのメッセージをしっかり伝えるためにわれわれは31人で来た」とコメントしたこと、古屋会長は経済や人的交流といった分野での連携を一層強化したい考えも示したことを紹介した。

また、日華議員懇談会メンバーらは18~20日の日程で台湾を訪れ、総統を退任する蔡英文氏らとの食事会や台北市内の視察などを予定していることも伝えた。

記事は、古屋氏が出発前の17日に東京都内のホテルで開かれた記者会見で、国会会期中にこれだけの国会議員が台湾を訪問し式典に参加することの意義は大きいと強調したこと、台湾は現在、世界のホットスポットだとした上で、自身だけでなく世界のメディアも頼氏の就任演説に注目しているだろうと述べたこと、日本や米国、台湾、オーストラリアなど法の支配、民主主義といった価値観を共有する国同士が協力し中国をけん制することの重要性を訴えたこと、記者会見に先立ち、古屋氏らは訪日中の蒋万安台北市長と会談し、日台の交流強化の重要性を確認したこと、蒋氏は最大野党・国民党のホープとされることも伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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