『メイドインアビス』など歴任のキネマシトラス、オリジナルアニメ2作品を同時発表 「人魚姫」題材作と忍者モノ

国内アニメーションスタジオのキネマシトラスは日本時間の19日、米・シカゴで開催されたACEN(アニメセントラル)にて、2本の完全オリジナルアニメーション2作品の制作を発表した。両作品のティザービジュアル、パイロットフィルム、PVも同時に到着している。

【画像】新作2作品のティザービジュアル&公開映像の場面カット(全8枚)

キネマシトラスは2008年に設立されたアニメーション制作会社で、これまで『メイドインアビス』『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』『盾の勇者の成り上がり』『カードファイト!!ヴァンガード overDress』『SHOW BY ROCK!! STARS!!』『ゆゆ式』などを、直近では『わたしの幸せな結婚』を手掛けてきた。

そんな大きな作品に携わり設立から16年を迎えたキネマシトラスは、新たな挑戦として2つの完全オリジナルアニメーションの制作を発表し、その一つは、小出卓史監督による『さよならララ』。この作品は「人魚姫」を現代の日本に蘇らせたストーリーで、キャラクターデザインは谷紫織が担当する。小出監督は「素敵なスタッフたちと一緒に、心を込めて作ります!」と意気込みを見せた。

もう一つの作品は、宝井俊介監督による『Ninja Skooler』。キャラクターデザインははみが担当し、「もしも」の江戸で生きる忍者たちを描く物語となる。宝井監督は「僕たちと同じ様でありながら、少し違った『当たり前』が有る世界を主人公の子ども達と一緒に描ける様に頑張ります。」」とメッセージを寄せた。

制作発表に際して2作品のティザービジュアルが解禁となったほか、『さよならララ』のパイロットフィルムと『Ninja Skooler』のPVも解禁されている。

発表作品情報

■『さようならララ』
監督:小出卓史
キャラクターデザイン:谷紫織
原作:キネマシトラス

小出監督コメント
『さよならララ』は手作りのアニメです。キネマシトラスが新たに送る、オリジナルアニメです。野蛮なのか。繊細なのか。懐かしいのか、新鮮なのか。分からないまま手を動かします。
素敵なスタッフたちと一緒に、心を込めて作ります!

監督:小出卓史 プロフィール
キネマシトラス所属のアニメーター・演出家。
2014年の入社後、”Under The Dog”、”盾の勇者の成り上がり”、”メイドインアビス”等の作品にアニメーターとして参加。2018年放送の”少女☆歌劇 レヴュースタァライト”、2021年上映の”劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト”にて副監督を務める。

■Ninja Skooler
監督:宝井俊介
キャラクターデザイン:はみ
企画・原作:キネマシトラス/breccia

宝井監督コメント
初監督かつオリジナル作品ということで、大変恐縮しています…!僕たちと同じ様でありながら、少し違った「当たり前」が有る世界を主人公の子ども達と一緒に描ける様に頑張ります。

監督:宝井俊介 プロフィール
アニメーター・映像作家。映像制作集団『賢者』副代表。
アニメ業界ではメイドインアビスや魔女の旅々等の様々な作品の演出や原画として参加し、一方でSNSを活用してMV作品やオリジナルの短尺ムービーを制作する映像作家としての側面を持つ。図録「indie_anime 2023」選出。

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