伊藤美誠の選外は「意外だった」と言及も…… パリで金目指す中国が日本卓球女子の“五輪トリオ”を警戒「大きな脅威」

パリ五輪が7月26日に開幕を迎える。残り2カ月あまりに迫ったなか、卓球日本女子チームの躍進には期待が高まる。

初出場の早田ひな(日本生命)をエースに、平野美宇張本美和(ともに木下グループ)の3人で固める団体戦では金メダル獲得も視野に入れている。

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■中国チームもメンバーが確定

日本女子は2月の「世界卓球団体戦」では中国に敗れ銀メダル。しかし、早田、平野がそれぞれ中国選手を倒すなど、そのポテンシャルは相手に脅威を与えた。

中国メディア『捜狐』も張本美を加えた“五輪トリオ”には警戒を強める。今回のメンバーについて「ミマ・イトウが選ばれなかったのは意外だった」と、張本美との争いに敗れた伊藤美誠(スターツ)の選外に言及。

それでも、「ヒナ・ハヤタ、ミウ・ヒラノ、ミワ・ハリモトの3選手には注目」と団体戦に挑む日本チームを警戒し、「これらの才能ある3人は、中国チームにとって大きな脅威となる。サウジアラビアでのグランドスラム大会で優れた競争力を示している」と直近の「サウジマッシュ」での活躍ぶりにも触れている。

中国チームも孫穎莎、陳夢の2人に加え、3人目に王曼昱が名を連ねるメンバー構成。日本と中国によるパリでの世界一をかけた戦いになるかは注目が集まる。

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