水田に「がんばろう能登」 看板設置「農家魂消えず」

石川県輪島市の水田に設置された「がんばろう能登」の看板=19日午後

 能登半島地震で被災した石川県輪島市の水田に19日、「がんばろう能登」と書かれた看板が23枚設置された。能登の農業振興を目的に活動する「水田活性化協議会」(同県小松市)の島嘉文さん(43)が企画。「能登の農家の魂が消えていないことを伝え、復興につなげたい」と話している。

 島さんは2016年から農家支援として、水田で育った米が収穫後に出資者へ届くオーナー制度を運営。地震を受けて今年は「未来応援オーナー」と名付けて支援を呼びかけ、全国23の企業や個人から応募があった。看板にはそれぞれ「がんばろう能登」の文字とオーナー名が書かれている。

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