【巨人】阿部監督が1回KO・高橋礼の抹消を明言「あの4球がすべて」 3連敗で3位に転落

初回4失点でKOされた巨人・高橋礼

巨人の高橋礼投手(28)が19日の広島戦(マツダ)に先発するも1回4失点でKO。試合も3―9で敗れ3連敗でリーグ3位に転落し、阿部慎之助監督(45)も思わずボヤくほかなかった。

指揮官が超速で決断を下した。高橋礼は初回に3点の援護をもらって先発のマウンドへ。余裕をもって臨める先発マウンドとなったが、先頭の秋山にストレートの四球、続く野間に左前打を浴びると、菊池の一ゴロで一死二、三塁とピンチが拡大。続く好調の4番・小園に左前適時打を許し、1点を返された。なんとか立て直したいところだったが、二死一、二塁から末包に逆転3ランを被弾し試合をひっくり返された。

今カードはここまで2の試合で黒星となり5カードぶりの負け越しがすでに決定。3位・広島とのゲーム差も0・5に迫られており、なんとしても勝ちたい試合だっただけに、指揮官も不安定な右腕を早々に見切る采配を取った。阿部監督は「(初回先頭の)あの4球がすべてだったな。あれで相手も『あれ、いけるんじゃないの?』と思ったはずなので。それぐらい大きい四球だったな」と落胆し、高橋礼の抹消も併せて明言。それでも「東京ドームで負けなきゃいい。それだけだよ」と前を向いた。

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