認知症でも安心の生活を 福島県いわき市で患者や家族が「カフェ」

看護師や職員と交流を図る利用者

 認知症患者や家族の集いの場「オレンジカフェ以和貴(いわき)」は16日、福島県いわき市鹿島町のインテリアショップ「丸ほん」併設カフェスペースで開かれた。

 市の主催。認知症になっても住み慣れた地域で安心して生活できるまちづくりを目指して市内各所で実施している。

 市内の介護老人保健施設小名浜ときわ苑の看護師門馬英一氏が講師を務め、「感染対策について」と題し講演。ウイルスの感染経路などを説明した後、予防策として手洗い方法を紹介しながら利用者とともに実践した。

 その後、茶菓子などを楽しみながら交流を深め、看護師や職員らが利用者の悩みや不安など相談に応じた。

 同会場では、小名浜ときわ苑が担当し、これまで月1回開催してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020(令和2)年以来、4年ぶりの開催となった。

 施設によると、6月以降、毎月第3木曜日の午後1時から開催していくという。

(いわき版)

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