【西武】9回武内緊急降板で暗転…守護神・アブレイユが近藤にサヨナラ打を許し5連敗 借金14

西武・武内夏暉は力投を見せたが…

西武は19日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に1―2のサヨナラ負け。5連敗で借金は最大14となった。

ドラフト1位ルーキー・武内夏暉投手(22=国学院大)の初完投、初完封の期待は9回に一転。ここまで強打ホークス打線を散発3安打無失点に抑えていた武内は先頭の周東に右前打を許したところで緊急降板となった。

前回3日の同戦(ベルーナ)から16イニング連続の無失点投球からの突如の降板。思わぬタイミングで急きょマウンドに上がった守護神・アブレイユは周東に二盗を許し一死から柳田に右前に同点打を打たれると一、二塁となって5番・近藤に前進守備の右翼頭上を越されるサヨナラ打を打たれた。

今季、西武のソフトバンク戦はこれで2勝10敗となり敵地・福岡での連敗も6となった。

武内はデビューから6試合連続クオリティー・スタート(6回以上を自責点3以内)を達成。うちハイクオリティー・スタート(7回以上を自責点2以内)が5試合と圧倒的な安定感で防御率を1・23としたが、スタンドから両親も観戦していた地元凱旋登板でつかみかけていた4勝目を惜しくも逃した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社