オリックス、サヨナラ勝ちで4位浮上 延長10回に宗V打、井口は移籍後初勝利

○ オリックス 3x - 2 楽天 ●
<11回戦・京セラD大阪>

オリックスはサヨナラ勝ちで2連勝。7カードぶりの勝ち越しを決め4位に浮上した。

先発の齋藤は変化球の制球に苦しんだものの、球威を感じさせる直球を軸にフライアウトを量産。楽天打線に連打を許さず快調にゼロを重ねた。5回は3者凡退でゼロを刻み勝利投手の権利をゲット。6回にはこの日最速の152キロをマークした。

今季2度目の先発登板は5回2/3で83球を投じ、4安打無失点、4奪三振無四球の好投。援護したい打線は初回、4番・森の中犠飛で先制し、5回は2番・西川の右翼線適時二塁打で2点目を加えた。

救援陣は4番手のマチャドがイニングまたぎで力投し、中嶋監督は2点リードの9回に右肘の張りから復帰した平野を投入。しかし、日米通算250セーブに王手をかけている右腕は、先頭から連打を浴びるなど4安打を集中され試合を振り出しに戻された。これで齋藤のプロ初白星は消滅。平野の日米通算250セーブ達成もお預けとなった。

それでも延長10回、二死から森、途中出場・宜保の連打で一、三塁とし、6番・宗がサヨナラ適時打を中前へ。白星がついた井口は移籍後初勝利となった。

© 株式会社シーソーゲーム