「TGCティーン」で一関の高校生が食提供 桑茶ラテ、コロッケなど

一関市内の高校生が考案した(右から)南部一郎かぼちゃクレープ、ライスコロッケ、桑茶ラテ

 一関市で6月1日に開かれる東京ガールズコレクション(TGC)の10代向けフェスタ「TGCteen(ティーン)」で、市内の高校生が考案したメニューが出演者用の食事として提供される。首都圏から発信力を持つ著名人が集まる機会に、生徒たちは「地域の歴史や魅力を感じてほしい」と願う。

 関わったのは千厩高、一関二高、一関修紅高の生徒。それぞれ地場産品を使い、桑茶ラテ、ライスコロッケ、南部一郎かぼちゃクレープを考案した。

 ラテに使っている桑の葉は、千厩高の生徒が育てたもので、抹茶に似たまろやかな風味が特長。一関二高が考案したコロッケはビーツを使い、衣を割ると鮮やかな赤色のあんが顔を見せる。うるち米を使ったモチモチとした食感で冷めてもおいしく食べられる。

 一関修紅高が手がけたクレープは、生地に甘みの強いカボチャを練り込み、地元産のリンゴをクリームと一緒に包み込んだ。コロッケとクレープの調理では、同市千厩町のレストランあさひや(原田良一オーナーシェフ)が協力した。

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