田中佑汰が男子単優勝 女子単は大藤沙月、複は佐藤/橋本ペアが制覇<卓球・WTTフィーダー カッパドキア2024>

<卓球・WTTフィーダーカッパドキア2024 日程:2024年5月13~17日 場所:カッパドキア(トルコ)>

17日、WTTフィーダーカッパドキア2024は大会最終日を迎え、全日程が終了した。

田中佑汰、フルゲーム乗り越え悲願の優勝

男子シングルス準決勝には、田中佑汰(個人)、篠塚大登(愛知工業大)が登場。

田中は安宰賢(アンジェヒョン・韓国)と対戦。安の攻撃力の前に競り合いになるも、2ゲームを連取。第3ゲームこそ落とすも、第4ゲームをしっかり取り切り、ゲームカウント3-1で田中が勝利。決勝へと駒を進めた。

篠塚はフラン・コジッチ(クロアチア)と対戦。お互いに点を取る展開になり、第1ゲームをコジッチが先取。第2ゲームは篠塚がコジッチを振り切って奪取するも、コジッチの勢いは止まらず。第3、4ゲームをコジッチが連取し、ゲームカウント1-3で篠塚は敗退。決勝進出とはならなかった。

写真:篠塚大登(愛知工業大)/提供:WTT

男子シングルス決勝では田中とコジッチが激突。第1ゲームを田中、第2ゲームをコジッチが取る並んだ展開に。第3ゲームは点を取り合う接戦となるも、積極的に攻めていった田中が逆転で奪取。ゲームカウント2-1で折り返す。

第4ゲームは中盤まで競り合う展開になるも、6-6からコジッチが連続得点。そのまま第4ゲームをコジッチが取り、第5ゲームに突入する。

写真:田中佑汰(個人)/提供:WTT

第5ゲームは田中が積極的に攻め、先行する展開に。田中がリズムに乗った攻撃で得点を重ね、10-6とする。コジッチも詰め寄るも、田中が取り切り、第5ゲームを奪取。フルゲームの末に田中が勝利し、男子シングルス優勝を飾った。

大藤が全試合ストレート勝利で優勝

女子シングルス準決勝では、佐藤瞳(ミキハウス)と橋本帆乃香(ミキハウス)が対戦。カットマンかつ同士討ちとなった試合は、うまく橋本のカットさばいた佐藤に軍配。ストレートで佐藤が勝利し、決勝進出を決めた。

また、大藤沙月(ミキハウス)もインドの選手に快勝し、決勝進出決定。決勝では佐藤と大藤の日本人対決となった。第1ゲームは佐藤のカットを力強いドライブと手慣れたカット打ちでさばいた大藤が先取。第2ゲームも大藤のペースで試合が進み、大藤が2ゲームを連取する。

写真:佐藤瞳(ミキハウス)/提供:WTT

なんとか取り返したい佐藤だったが、第3ゲームも大藤のカット打ちのうまさの前にあと一歩が届かず。大藤が第3ゲームも奪取し、ゲームカウント3-0で大藤が勝利。

大藤は全試合ストレートで勝利し、WTTフィーダーバラジュディン2024の続いての女子シングルス優勝を飾った。

写真:大藤沙月(ミキハウス)/提供:WTT

女子ダブルス決勝では、佐藤瞳/橋本帆乃香(ミキハウス)がPoymantee BAISYA/Krittwika ROY(インド)と対戦。第1ゲームを11-1という大差で獲得し、勢いのまま第2、3ゲームも連取。佐藤/橋本ペアがストレート勝利で女子ダブルス優勝を飾った。

写真:佐藤瞳/橋本帆乃香(ミキハウス)/提供:WTT

最終結果

男子シングルス

写真:男子シングルス表彰式/提供:WTT

第1位:田中佑汰(個人)
第2位:フラン・コジッチ(クロアチア)
第3位:安宰賢(アンジェヒョン・韓国)、篠塚大登(愛知工業大)

女子シングルス

写真:女子シングルス表彰式/提供:WTT

第1位:大藤沙月(ミキハウス)
第2位:佐藤瞳(ミキハウス)
第3位:橋本帆乃香(ミキハウス)、Krittwika ROY(インド)

男子ダブルス

写真:男子ダブルス表彰式/提供:WTT

第1位:馮翊新(フェンイーシン)/黄彦誠(フアンヤンチェン・チャイニーズタイペイ)
第2位:Florian BOURRASSAUD/Esteban DORR(フランス)
第3位:ハーメット・デサイ/Sanil SHETTY(インド)、Hakan ISIK/Tugay YILMAZ(トルコ)

女子ダブルス

写真:女子ダブルス表彰式/提供:WTT

第1位:佐藤瞳/橋本帆乃香(ミキハウス)
第2位:Poymantee BAISYA/Krittwika ROY(インド)
第3位:Ece HARAC/Simay KULAKCEKEN(トルコ)、Yashaswini GHORPADE(インド)/Franziska SCHREINER(ドイツ)

混合ダブルス

写真:混合ダブルス表彰式/提供:WTT

第1位:Akash PAL/Poymantee BAISYA(インド)
第2位:Anirban GHOSH/Swastika GHOSH(インド)
第3位:Andrii GREBENIUK/Anastasiya DYMYTRENKO(ウクライナ)、Yashaswini GHORPADE/ハーメット・デサイ(インド)

文:ラリーズ編集部

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