ここから意地を見せられるか。大相撲夏場所8日目(19日、東京・両国国技館)、大関豊昇龍(24=立浪)が幕内宇良(31=木瀬)を一方的に寄り倒して5勝目(3敗)。1敗で首位だった相手を引きずり降ろし、V戦線に踏みとどまった。
取組後は「思った通りの相撲ができたので、良かった。しっかり攻めることができた」と自画自賛。場所の後半へ向けては「大関らしく相撲を取っていきたい。連敗から始まったけど、気にしていない。一日一番、しっかり取っていければ」と巻き返しに意欲を示した。
7日目にはライバルで大関カド番の霧島(音羽山)が首痛で途中休場。来場所の関脇転落が決定的な状況となった。「その人の問題。周りより、自分のことを考えて」と自身の相撲に集中する一方で「落ちても(大関に)すぐに戻ってくる力はあると思う」とエールを送った。