「ラファに近いものを感じる」全仏OP前哨戦2週連続優勝のシフィオンテクをレジェンドたちが絶賛!<SMASH>

女子テニス世界ランク1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)は、先日の「イタリア国際」(5月7日~19日/イタリア・ローマ/クレーコート/WTA1000)を制して、前週のマドリードに続き2週連続でWTA1000タイトルを獲得。目前に控える「全仏オープン」(5月26日~6月9日/フランス・パリ/四大大会)に向けて、さらなる弾みを付けた。

クレーシーズンで非常にハイレベルなプレーを見せるシフィオンテクの活躍を、マルチナ・ナブラチロワ氏やアンディ・ロディック氏など往年のレジェンドたちが絶賛。全仏オープンでの3連覇に大きな期待を寄せている。

WTA公式サイトによると、ナブラチロワ氏はシフィオンテクを「クリス・エバートのようだ」と、かつての最大のライバルに重ね合わせ、「あのトップスピンには夢中になってしまうわ。クレーでのスライディングもリカバリーも完璧ね」とコメント。

また「ベースラインからアグレッシブにプレーして相手を消耗させる。そういった面で彼女のプレーには一貫性があるの。だからこそ大きな勝利を収めて、長い間世界ランク1位にいられる。パリ(全仏オープン)は彼女にとって最適の舞台ね」と称賛した。
テニス専門メディア『テニス・チャンネル』では、ロディック氏がシフィオンテクのプレーを男子テニスのラファエル・ナダル(スペイン)を引き合いに出して評価。

「スライディングした後にワンモーションで体勢を立て直すことができる」という彼女の優れたフットワークに着目し、「男女にかかわらず、私がこれまで見てきたフットワークの中で最もラファに近いものを感じる」と最高級の賛辞を送っている。

イタリア国際の試合後の会見では、自身を全仏オープンでの優勝候補だと思うかとの質問に「まあね。私は1位だから、ランキングを見ればどこでも1番人気でしょうね。でもランキングは関係ないと思ってるわ」と明かしたシフィオンテク。1週間の調整を挟んで臨むパリの大舞台で躍動する彼女の姿に期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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