食器を洗うときのNG行為4つ!洗っても汚れが残る?間違った洗い方とは

頻繁に行う食器洗い…本当に正しい方法で洗えていますか?

朝食後、調理後、夕食後、場合によっては昼食後にも行われる食器洗い。食器を洗う回数が増えるほど、乾燥しやすくなり手荒れの原因にもなりますし、作業自体が「面倒」「嫌だ」と感じる人もいます。そういったネガティブな感情から、食器洗いを急いで済ませようとする人もいます。

しかしそのように雑に行うと、汚れが落ちず、こびりついた汚れから雑菌が繁殖する恐れがあり、衛生上の問題が生じます。面倒ながらも、衛生的な食事を楽しむためには重要な日課です。夫婦で協力して、それぞれの食器を丁寧に洗うことを心がけましょう。

食器を洗う仕方が間違っていると汚れが残ることも

個々の食器を丁寧に洗っていると思っている方も、実は正しく洗えていない可能性があります。

多くの場合、洗い方は親からの見よう見まねで覚えるため、正しいやり方をしっかり学ぶ機会は少ないのです。自分では注意深く食器洗いをしていると思っても、仕方が間違っていれば、残念ながら汚れが完全には落ちていないかもしれません。

実は洗えていないかも…食器を洗うときのNG行動4つ

丁寧に洗っているつもりでも、洗い方が間違っていると汚れが残っていることがあります。食器を洗う際によくあるNG行為を4つ挙げてみましたので、ご自身に当てはまっていないかチェックしてみてください。

1.スポンジの柔らかい面だけで洗う

日用品店で一般的に見かけるのが、一方が柔らかく、もう一方が硬いスポンジです。このスポンジ、どのように使用していますか?

食器を傷つけないように柔らかい面だけで洗う人も多いと思いますが、この使い方は間違っています。実は、柔らかい面だけで洗っても汚れや菌は完全には除去できません。柔らかい面に洗剤をつけて泡立てた後、硬い面を使って食器洗いをするのが正しい方法です。

2.汚れの多い食器から洗い始める

食事が終わると、シンクには食器や調理器具が溜まります。皆さんは、どの食器から洗い始めますか?汚れの目立つ食器や調理器具から手をつけがちですが、これは避けた方が良い洗い方です。

汚れが多い食器から洗い始めると、使用しているスポンジもすぐに汚れてしまいます。これにより、次に洗う軽い汚れの食器に不要な汚れや菌を移してしまい、汚れが広がる可能性があります。効率的な食器洗いのためには、汚れが少ない食器から順に洗うのが望ましいです。

3.油汚れを拭き取らずに洗う

油汚れや頑固な汚れを拭き取らずにスポンジで洗うのは避けましょう。油汚れを直接スポンジで落とそうとすると、スポンジが早く汚れてしまい、汚れの除去が困難になります。

また、油汚れを拭き取らずに洗った場合、洗い終えた食器にはぬめりが残ることがあります。このような場合、再び洗う必要があり、手間と資源の無駄につながります。したがって、洗い始める前にキッチンペーパーで油汚れを拭き取り、汚れを軽減してから洗剤で洗うことが推奨されます。

4.スプーンやフォークの口に触れる部分から洗う

直接口に触れるスプーンやフォークは、基本的には持ち手から洗うのが正しい方法です。口に触れた部分から洗い始めると、その部分の汚れや菌が持ち手に広がるリスクがあります。これは衛生的にも問題があるため、食器を洗う際は持ち手から手始めにして、汚れや菌の拡散を防ぎましょう。

シンクの洗い桶を活用すれば快適に食器洗いができる!

シンクに食器を溜める際、通常は水でさっとすすぐ人もいますが、さらに効果的な方法としてシンク用の洗い桶を推奨します。

たっぷりの水を溜めた洗い桶に使用済みの食器を入れておくと、食器全体が均等に水に浸かり、汚れがスムーズに落ちます。特に油汚れのある食器を洗う場合、洗い桶の水に洗剤を加えておくと、少しの時間で簡単に汚れが落とせます。この方法は水や洗剤の使用量を減らすため、手荒れや水道代の節約にも役立ちます。

重曹を使えば食器用洗剤が不要に

さらに、洗い桶に重曹を加えることで、食器洗いがより簡単になり、同時に殺菌効果も期待できます。

重曹を使うことで、通常の食器用洗剤を使わずに、スポンジを軽く擦りながら水で洗い流すだけで済みます。手間がかからず、非常に楽です。もちろん、家に食洗機がある場合は、効率的かつ経済的な理由から食洗機の使用を優先してください。

正しい洗い方で食器汚れをきちんと落とそう

今回ご紹介した食器洗いのNG行為に気づかずに行っていた方も多いかと思います。食洗機を利用しない場合でも、今回の内容を反映させ、正しい洗い方や効果的な洗い桶の使用を心がけてください。

特にシンク用洗い桶や重曹の使用は、食器洗いをさらに楽にし、より良い洗浄効果をもたらします。これにより、日々の食器洗いが格段に改善され、清潔で衛生的な食事環境を維持することができるでしょう。

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