「悲しすぎるね」上重聡“古巣”日テレ番組に「交渉しまして」復帰に透ける「フリーアナ戦国時代」の厳しい現実

日テレのアナウンサー時代、東京ドームで巨人戦を取材する上重聡。これも局アナの“特権”だ

5月19日、元日本テレビアナウンサーの上重聡が、古巣である日本テレビの番組『シューイチ』の「体格ブラザーズ」コーナーに“電撃復帰”した。

『シューイチ』の人気コーナーのひとつで、ロバート・秋山竜次とアルコ&ピース・平子祐希の2人がさまざまなロケをおこなう「体格ブラザーズ」。3月までは、局アナだった上重が進行役として、ロケに同行していたが、3月末の退社とともに、上重は番組を“卒業”したはずだった。

しかしこの日、都内にオープンする温泉施設のロケに向かった秋山と平子は、露天風呂で上重の姿を発見。上重は2人に対して「あの後、日本テレビと交渉しまして。体格ブラザーズは続けていいということで、帰ってまいりました。ありがとうございます」とあいさつ。露天風呂から外の景色に向かって「5月、1カ月ゴールデンウイークでーす!」と、仕事がないことを自虐的にアピールしていた。

放送後、Xには「体格ブラザーズ」「上重アナ」がランクイン。このことを報じたYahoo!ニュースには

《恥を忍んで古巣に頭を下げて仕事を貰わなければならないのは、悔しいと思いますが成長するタイミングですよね。色々思ってやめたのでしょうけど、日テレに感謝ですね》

《体格ブラザースは 上重さんも含めてのコーナーで 確立してるから 変えないほうがいいと思っていました》

など、応援する声があがる一方で

《フリーになっても飛躍出来る人とそうで無い人いるからね、上重は需要無いんだと思う》

《イベントの司会や地方局のリポーターなど、泥臭くやらないといけないのではないか?》

《キー局のアナウンサーなら、年収1000万円は下らないはず。その稼ぎを捨ててまでフリーになって、仕事がゼロって悲しすぎるね》

と、辛辣な意見も寄せられた。

「上重アナが苦戦するのは、退社のニュースが報道された時点から予想されていました。現在、テレビ界では、男女ともにフリーアナは飽和状態で“戦国時代”といわれるほど。

上重アナは、アナウンス力も高く評価されていましたが、2015年、スポンサーから無利息の融資を受けていたり、スポンサーが所有するベントレーを無償で乗り回したりしていたことが報じられました。そのイメージが、世間的には依然として残っていて、局に残っていても重要なポストを任される可能性は低かったでしょう。本人としては、退社は最後の勝負に出たのかもしれません。

上重アナは、Instagramで自身が携わった活動、仕事について発信しています。退社以降の仕事は、企業のイベント司会や、秋山竜次さんやKAT-TUNの中丸雄一さんなど、過去に縁のあった方からの依頼が多いようです。中丸さんのYouTubeチャンネルにゲスト出演した際、現在の活動状況について聞かれ『たいへんですよ、もう』『帯状疱疹、できました。人生で初めて』と話し、『スケジュールとかも自分で見えるわけじゃないですか。“あれ、すっからかんだぞ。5月、6月大丈夫かな”とか。自然と不安な気持ちが襲ってくるというか。夢に出てきますもん。すっからかんのスケジュール表が』と、今後に対して不安を抱えていることを明かしていました」(芸能記者)

フリーアナの活躍は目立つが、成功しているのはひと握り、ということか。

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