4日間終えた21人 寝て起きたら全米オープン懸け36ホール決戦

2位フィニッシュ翌日に36ホールを回る杉浦悠太(撮影/奥田泰也)

◇国内男子◇関西オープン 最終日(19日)◇名神八日市カントリー倶楽部(滋賀)◇6869yd(パー70)◇雨時々曇り(観衆2593人)

大会が終わっても、まだ終わりじゃない? 通算8アンダー6位から出て「67」で2位になった杉浦悠太は「15アンダーぐらいまでいけたら(優勝のチャンスがある)と思ってスタートしたけど、2番でボギーが先行したのが良くなかったですね」。昨年11月「ダンロップフェニックス」でのアマチュア優勝に次ぐ、ツアールーキーでのプロ初優勝はお預けになったが、全く気持ちは切れていない。

「そうなんですよ。全米予選があって、ミズノオープンも…。あと1週間頑張ります」と表情を引き締めた。

一夜明けた20日、関西オープン開催コースの名神八日市CCのすぐ隣、日野GCで全米オープン日本地区予選会が行われる。休む間もなく、36ホール・ストロークプレーの一日競技でメジャー切符を争う。また、23日からは上位3人(有資格者を除く)に「全英オープン」出場権が付与される「~全英への道~ミズノオープン」(岡山・JFE瀬戸内海GC)が待つ。

首位スタートから初優勝を逃した清水大成もエントリー(撮影/奥田泰也)

国内ツアー初優勝を飾った幡地隆寛もエントリー済みで、優勝会見で「本当は今からドライバーの練習をしたいぐらいなんですが、体を休める方を優先します」と苦笑い。5位になった石川遼もホールアウト後「きょうが最終日とは思ってなく、気持ちは切れていません。だから今朝の練習は打つ球を少なめにしようと思ったぐらい」と話した。

全米オープン日本地区予選には34人がエントリー。関西オープンを4日間プレーした選手では幡地、杉浦、石川のほか、3位の清水大成、5位の平田憲聖、佐藤大平ら21人が出場する予定だ。(滋賀県東近江市/加藤裕一)

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