R-1王者・街裏ぴんく M-1出場に前向き「もしやってくれる人がいたら」

 漫談独演会で迫真の「うそ漫談」を披露した街裏ぴんく

 3月に開催されたピン芸人日本一決定戦「R-1グランプリ 2024」を制覇したお笑い芸人・街裏ぴんくが19日、東京・なかのZERO小ホールで、「第17回漫談独演会『一人』」を開催した。

 R-1優勝後初の公演。単独では自身最大キャパの500人のステージとなりチケットは完売。この日はR-1でも異質を放った得意の「うそ漫談」で爆笑をさらった。

 本番前に取材に応じた街裏は再度R-1に出場したいか?の問いに、「100(%)ないです」ときっぱり。「もう(優勝の)恩恵授かってますんで。出なくていいっていうので、ホッとしてる」と説明し、「ウチの事務所にも漫談家が2人いるけど、この1回のチャンスでどこまでいけるか背中を見せたい」と語った。

 過去には中山功太などと即席コンビを組み、M-1にも挑戦したことのある街裏。実は「直接聞いたわけじゃないけど、2023年にZAZYが声かけてくれそうやった」と人づてでM-1出場の誘いを受けたことがあると明かし、「(自身が)ピン芸に集中したいみたいなところもあって」断ったことを告白した。

 今後については「もし一緒にやるって言ってくれる人がいたらやるかもしれない。その時の自分次第」とM-1出場に前向きの様子で、「ただ、ピン芸がぐらいついてる状態でこっち(M-1)にすがるのは辞めたい。ピン芸も満足いくぐらいにやれてて、プラスアルファって感じでやりたい」と語っていた。

 25日には大阪・扇町ミュージアムキューブ CUBE 01でも漫談独演会を開催する。

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