【新日本・BOSJ】KUSHIDA2分33秒で石森から4勝目 Bブロック単独首位に「3ポイントくらいの価値がある」

石森太二とグラウンドの攻防を展開するKUSHIDA

新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」19日名古屋大会のBブロック公式戦で、KUSHIDA(41)が石森太二(41)との1敗対決を制し、ブロック単独首位に立った。

まさかの短期決着だった。ともに3勝1敗の首位タイで迎えた公式戦は、序盤から緊張感のあるグラウンドの攻防が続く。アームホイップ合戦からアリキックを連発したKUSHIDAは、石森の腕を狙って取りにいく。ならばと石森も腕を狙ってくるが、KUSHIDAはヘッドシザーズを決める。そのまま足を抱えて押さえ込むと、脱出を許さず一気に3カウントを奪った。

試合時間わずか2分33秒。ぼうぜんとする石森を尻目に4勝目を挙げたKUSHIDAは「もし『こんな勝ち方でうれしいのか』という声があるとするならば、俺はこう答える。メッチャうれしい。技じゃない技で勝てたんだ、グレイスさん(石森)に」としてやったりの表情。「いろいろなものがインフレーションを起こしてるこの2024年に、技じゃない技で勝てたこと。(勝ち点)2ポイント? 3ポイントくらいの価値があるでしょ」と勝ち誇っていた。

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