【中日】5連敗阻止で5位タイ浮上 代打・大島洋平が決勝打、藤嶋健人は見事な火消し

中日・大島洋平

中日は19日のDeNA戦(横浜)で3―2と接戦を制し、連敗を4でストップさせた。

ここまで貧打にあえいできた竜打線がつながった。1―1だった一死から板山、カリステの連打で好機をつくると、先発・柳の代打で大島洋平外野手(38)が登場。2球目、低めのスプリットをタイミングよく捉え、値千金の右前適時打を放ち、勝ち越しに成功した。

これでチームは勢いづいた。7回も一死から山本の四球、福永の内野安打で一、二塁とし、続く4番・細川の左前適時打で追加点をもぎ取った。

投手陣も奮闘。先発の柳は5回6安打1失点にまとめて今季3勝目を飾れば、リリーフ陣も6回から斉藤―藤嶋―清水―松山ーマルティネスの継投で細かくつなぎ、最少失点で食い止めた。

ヒーローインタビューに登壇したのは3番手の藤嶋健人投手(26)。2―1の6回一死一、三塁の大ピンチで登板したが、山本を一邪飛、森敬を空振り三振に仕留めて見事な火消しで無失点で乗り切った。チームの5連敗阻止に大貢献した8年目右腕は「今日みたいに全員で助け合って、1勝をもぎ取れるように頑張りたい」と汗を拭った。

試合終了直後の立浪監督は、満面の笑みで選手やコーチ陣をねぎらった。これで単独最下位から再びヤクルトと同率の5位タイとなった立浪竜が逆襲に転じるか。

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