共産・田村智子委員長 初の大阪街頭演説は異様な盛り上がり「自民党政治を終わらせよう!」

雨の中演説した日本共産党の委員長・田村智子氏

日本共産党委員長で参議院議員の田村智子氏が19日、大阪・阿倍野区で街頭演説を行った。

気温19度の暖かい雨が降る中、天王寺駅MIO前やあべのハルカス近鉄本店の2階テラス、それらの施設をつなぐ遊歩道は、田村委員長を一目見ようと集まった関西の共産党支援者らが詰めかけ、何事かと足を止めた通行人や外国人観光客も加わり、異様な盛り上がりをみせた。

大阪で初の街頭演説に臨んだ田村委員長は「自民党政治を終わらせよう」とブチあげ、続けて「国会議員が、自民党という政権与党が、巨額の裏金を作っていた。組織的な犯罪をやっていたのに、国会が見過ごすことができるでしょうか。徹底的に真相究明する」と公言した。

同じく共産党の元参議院議員のたつみコータローは「万博を中止して、日本一高い大阪の介護保険保険料や国民健康保険料の引き下げに使うべきではないでしょうか」と問いかけるとと、観衆から大きな拍手が起こった。3月に万博会場となる夢洲で起きた爆発事故に触れ「ガス爆発について十分に報道されてない。衆議院のテレビの予算委員会で万博カジノ問題を(追及)させてください」と話すと、より大きな拍手が起きた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社