U-17女子アジアカップ決勝開催
U-17日本女子代表は5月19日にインドネシアで開催されているU-17女子アジアカップ決勝の北朝鮮戦に臨み、後半立ち上がりの失点を跳ね返せずに0-1で敗れた。
今大会は8チームが参加し、4チームずつ分かれたグループリーグを実施。上位2チームが準決勝に進出し、3位以内のチームがU-17女子ワールドカップ（W杯）への出場権を得る。両チームともに準決勝の突破でその目標を達成し、最後はアジアチャンピオンの称号を懸けたゲームになった。この試合の前に行われた3位決定戦は、韓国が中国を下してアジアから最後の切符を手にしている。
序盤から日本は今大会初めて感じるような強度を出す北朝鮮を相手に手を焼き、前半12分にはピッチ中央をすり抜けてきたボールが相手FWホ・ギョンにつながる大ピンチになったが、GK坂田湖琳が1対1をセーブして事なきを得た。
その後は少しずつ日本がペースを掴むようになり、ボールを動かしながらゴールに迫っていく良さも見え始めた。中盤でボールを奪い取って北朝鮮の攻撃を許さない状態に持ち込んだものの、ファイナルサードでの崩しでは相手を打ち破ることができず。前半32分には右からのラストパスを中央で受けたMF平川陽菜が相手に挟まれながらもシュートしたが、ゴールポストに当たって外れた。このままスコアは0-0のままハーフタイムを迎えた。
そして後半立ち上がりの1分と経たないタイミングで、日本はセンターバック2人とGKの間に入ってきたロングボールの処理でおくれを取ってしまい、こぼれたところを相手MFジョン・イルチョンに押し込まれてしまった。1点を追う日本は後半13分に長身FW津田愛乃音を投入した。
しかし、日本は北朝鮮のロングボールに対応した選手がセーフティーにタッチへ切ることが多く、それにより相手が押し上げてくることで自陣から脱出するのに苦しむ時間を過ごした。球際での攻防で一枚上手だった北朝鮮を相手になかなか同点ゴールのチャンスを言える場面を作れないまま試合は0-1で終了。日本は今大会を準優勝として、U-17女子W杯の舞台へと進むことになった。（FOOTBALL ZONE編集部）
