新緑の奥州路駆ける きらめきマラソン 沿道の声援力に

全国から集まったランナーが奥州路を駆け抜けた第8回いわて奥州きらめきマラソン

 第8回いわて奥州きらめきマラソン(実行委、奥州市など主催)は19日、同市役所江刺総合支所を発着点とするコースで行われた。フルマラソン(42・195キロ)と10キロ、2キロの3種目に4261人が出場。真夏日に迫る暑さの中、全国各地から集まったランナーはゴールを目指し、新緑が映える奥州路を駆け抜けた。

 フルマラソンは、同支所から水沢地域の国道4号東側を通り、前沢・白山地内で折り返して北上川東側を北上し、同支所に戻る国際陸上競技連盟・日本陸上競技連盟公認のコース。実行委会長の倉成淳市長がスターターを務め、午前8時30分の号砲とともにランナーがスタート。10キロ、2キロが続き、年齢別計27部門で健脚を競った。

 同日の同市江刺の最高気温は29・7度(盛岡地方気象台調べ)。沿道では市民が声援を送り、給水所では果物や菓子を提供するなどそれぞれのペースで完走を目指すランナーを後押しした。2009年東京マラソン優勝の大会アンバサダー那須川瑞穂さん(同市水沢出身)がランナーを激励したほか、ゲストでシンガー・ソングランナーのSUI(スイ)さんが10キロを走って交流を図った。

© 岩手日日新聞社