【速報】三橋氏が初当選 - 奈良県香芝市長選

当選が決まり支援者らと万歳する三橋氏=19日午後11時50分ごろ、香芝市旭ケ丘1の選挙事務所

 任期満了に伴う奈良県香芝市長選挙は19日、投票が行われ、即日開票の結果、弁護士の新人、三橋和史氏(35)=無所属=が、現職の福岡憲宏氏(50)=無所属、立民・維新・国民推薦=、前市長の元職、吉田弘明氏(63)=無所属=、政治団体幹事の新人、中瀬弘氏(72)=無所属=を制して当選を果たした。投票率は43.22%で、4年前の前回(43.09%)を上回った。当日有権者数は6万3288人。

 これまでの市政への評価とともに、各候補が子育て支援や教育環境の充実、学校統廃合方針の是非などを争点に、少子高齢化対策や街の活性化に向けて舌戦を繰り広げた。

 三橋氏は、県庁職員や奈良市議会議員なども経験。選挙期間中、「市が地方として生き残るため、細やかで攻めの行政にしなければ」と、市民目線に立った子育て支援、高齢者福祉、鉄道や道路の利便性向上、地域活性化策による住みやすい街づくりを訴えた。

 午後11時30分ごろ、香芝市旭ケ丘1丁目の三橋氏の選挙事務所に当選確実の知らせが届いた。集まった大勢の支援者から歓声や拍手が沸き起こり、三橋氏は支援者らと万歳三唱した。

© 株式会社奈良新聞社