クルゼフスキ2発などで快勝のスパーズが連勝で5位フィニッシュ! 来季EL出場権を確保【プレミアリーグ】

[写真:Getty Images]

プレミアリーグ最終節、シェフィールド・ユナイテッドvsトッテナムが19日にブラモール・レーンで行われ、アウェイのトッテナムが0-3で快勝した。

ミッドウィーク開催の延期分でシティに0-2の敗戦を喫し、逆転でのトップ4の可能性が潰えた5位のトッテナム。勝ち点3差且つ得失点差で上回る6位チェルシーの思わぬ追走を受けており、最下位のシェフィールド・ユナイテッドとのアウェイゲームでは引き分け以上の結果を残し、自力でのヨーロッパリーグ(EL)出場権確保を狙った。

ポステコグルー監督は中4日の今季最終戦へ先発1人を変更。ホイビュアに代えてクルゼフスキを起用した。

クルゼフスキを最前線に配置してボールの主導権を握ったトッテナム。だが、なかなかフィニッシュに持ち込めずに相手のカウンターアタックに晒されると、オフサイド気味ではあったものの、ブレレトン・ディアスに右ポスト直撃のシュートを打たれる。

それでも、直後の14分には相手陣内左サイドでのファン・デ・フェンのボール奪取からショートカウンターに持ち込むと、マディソン、ソン・フンミンとワンタッチで繋いでボックス左のクルゼフスキの左足シュートが右ポストの内側を叩いてゴールネットを揺らした。

幸先よく先制に成功したトッテナムは、より落ち着いてゲームを進めていく。21分にはマディソンのスルーパスに抜け出したクルゼフスキに2点目のチャンスが訪れるが、ボックス中央に持ち込んで放った右足シュートはパワー不足でGKにキャッチされる。

前半半ばを過ぎて相手陣内でハーフコートゲームを展開すると、30分付近にはベンタンクールの右ポスト直撃シュートにソン・フンミン、ペドロ・ポロの枠の左隅を捉えたミドルシュートで追加点に迫るが、いずれもGKフォダリンガムのビッグセーブに遭う。

以降は相手のカウンターやセットプレーで際どい場面を作られたものの、主導権を渡さないトッテナムは、前半終了間際にもソン・フンミンのお膳立てからゴール左に抜け出したマディソンに2点目のチャンスが訪れたが、ここも相手GKの好守に阻まれた。

結局、1点リードで試合を折り返したアウェイチームは後半もボールを握りながら攻め手を窺う。立ち上がりはやや攻撃が停滞していたが、畳みかける攻めで一気にホームチームを突き放した。

まずは60分、相手陣内左サイドでのソン・フンミンの仕掛けからボックス内でマディソン、ファン・デ・フェンと連続シュート。このこぼれを回収したブレナン・ジョンソンからのマイナスの落としをポロが鋭い右足シュートで突き刺した。

続く65分にはソン・フンミンのスルーパスに抜け出したマディソンがボックス左で折り返すと、タイミング良くゴール前に走り込んできたクルゼフスキがDFと交錯しながらもワンタッチでゴール右隅に流し込み、この試合自身2点目のゴールを奪った。

その後はホイビュアやエメルソンら今季限りでの退団が濃厚とされる選手をピッチに送り込み、試合をクローズに入ったポステコグルーのチーム。最終盤にはソン・フンミン、マディソンを下げて来季の飛躍が期待されるスカーレット、ムーアと生え抜きの若手も投入した。

そして、11試合ぶりのクリーンシートで締めくくったスパーズは連勝で今季の戦いを終え、5位での来季EL出場権獲得に成功した。

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