変幻自在 老舗企業の挑戦 中央製作所 国産初の機械式整流器を製品化 産学連携ベンチャーの先駆け めっき装置や溶接機で多角化 来秋、新工場棟完成”百寿”へ飛躍

新工場棟の建設に着手した(完成予想図)

 電源装置メーカーの中央製作所(本社名古屋市)は今年、創業88年を迎える”米寿”の老舗企業。交流の電気を直流に変換する国産初の機械式整流器「ベルトーロ整流器」を製品化し、電機や自動車をはじめ幅広い産業分野の工業製品の生産に寄与してきた。本社敷地内では今月、工場棟の建て替えに工事に着手。2025年9月の完成を予定する。”百寿”へ向けて、持続的な成長を目指す。

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