今永昇太が“ダンキンドーナツ逸話”でまたしても米記者陣の笑いを誘う!「コロコロ変わるやつだなと思われている」

まさに快刀乱麻と形容すべき好投だった。

現地5月18日、シカゴ・カブスの今永昇太投手がピッツバーグ・パイレーツ戦で先発登板。7回を投げて4被安打1四球7奪三振と圧巻のピッチングで無失点に封じ込んだ。しかし、またしても味方打線の援護を得られず、今季6勝目はお預け。3試合連続で勝敗がつかなかった。試合はカブスが1対0のサヨナラ勝ちを収めている。

そして試合後の記者会見に臨んだ今永。この日もコメントが冴え渡った。

記者から「(シカゴの)街を歩いていて気づかれることはないの?」と問われると、今永は「まだそんなに出歩いているわけではないので、球場の往復と、行きにダンキンドーナツのカフェラテを買うというルーティンしかない。街を歩いた時に声を掛けてもらえるような、そんな活躍がしたいですね」と殊勝に答えた。
さらに記者が「じゃあダンキンドーナツでは(今永だと)知られていないの?」と畳みかけて質問。すると今永は「そうですねぇ…よくいつもスモールアイスラテかミディアムアイスラテか、決まってないんですけど、コロコロ変わるやつだなと思われていると思います」と切り返して会場の笑いを誘った。

ゲーム前に「0.96」だった防御率は、なんと「0.84」にまで下がった。MLB公式サイトによるとMLB1年目の投手が9回目の先発で「0.84」をマークするのは、公式記録となった1913年以降で史上最高だという。新人という括りを取り払っても史上4位の数値なのだから驚異的だ。

構成●THE DIGEST編集部

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