【スターダム】舞華 海外勢との防衛ロード視野…団体内の沈黙には怒「何で誰も出てこないんだよ!」

「挑戦者不在」にフラストレーションが溜まるワールド王者・舞華

女子プロレス「スターダム」のワールド王者・舞華が、海外勢との防衛戦を視野に入れた。

4月27日横浜大会では、極悪ユニット「大江戸隊」渡辺桃との変則3本勝負を制し、4度目の防衛に成功。だが、その後に挑戦者として名乗りを上げる者はおらず、ベルトへの意欲を見せる選手すらいない状況が続く。

王者は「私と桃の試合を見て、みんな『絶対にあいつには勝てない。無理だ』って思ってるんだろうな。だから名乗りを上げないんじゃなくて、名乗りを上げられないが正しいかも」と分析しつつ、「でも、何で挑戦者が誰も出てこないんだよ! この私に戦いを挑んでくる選手はいないのか? みんなユニットの調整で忙しぶってんじゃねえぞ!」と全方位に向け火を噴いた。

大江戸隊はスターライト・キッドを追放し、新たにテクラが加入。また「クイーンズ・クエスト」はリーダーを務めていた林下詩美が3月いっぱいで退団したことで、再編を検討している最中だ。「コズミック・エンジェルズ」もキッドの獲得を巡って意見が割れるなど、各ユニットごとの話題ばかりが先行している。

一方で上谷沙弥がWAVEのリーグ戦「CATCH・THE・WAVE」に出場し、IWGP女子王者・岩谷麻優がV6戦の相手にアイスリボンの藤本つかさを指名するなど、他団体との交流が活発化。この現状から舞華は、肝心の団体最高峰王座がないがしろにされていると感じている。「自分が強すぎるのが問題なんだよな。もうスターダムには戦える相手はいないのかなって…」

そこで目を向けるのが海外だ。最近では同じ「イーネクサスヴィー」の白川未奈がAEWに参戦するようになり、日米マットを行き来している。舞華は「白川も楽しそうにAEWで活躍してるし、いい選手がたくさんいそうだよね。メルセデス・モネとかウィロー・ナイチンゲールも私の方が面白い試合ができると思うよ」とニヤリ。めぼしい相手は見つかるのか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社