母親の衝撃発言「あなたを妊娠した時、産むのをやめようと思っていた」 ある女性の記憶

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親から言われて衝撃を受けた言葉は、いくつになっても覚えているものだ。60代前半の女性(神奈川県/営業/年収200万円)は、離婚して2人の子どもを1人で育てていた時、親から「子どもなんて生まなければよかったのに」と言われたという。

「私は子どもがいたから頑張っていた時期だったので、この人の子どもに対する感情がこの程度だったんだと再認識しました」

子どもを邪魔者扱いする親と、子どもがいるから頑張れていた女性。わかり合うことは難しそうだ。(文:林加奈)

入学式の日に雨が…「着物が汚れるから行かない」と言い出した母親

一方、50代後半の女性(熊本県/教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収150万円)は、母親からこんなことを言われたという。

「『お姉ちゃんがよく動き回る子だったから、あなたを妊娠した時に産むのをやめようと思っていたんだけど、近所のおばちゃんがせっかくできたのだから産みなさいよ、手伝ってあげるからと言われてあなたを産んだの』と言われた」

この母親は近所の人の発言がなかったら、女性を産んでいなかったのだろうか。他にも、女性の母親には自由奔放なところがあったらしく、

「小学校の入学式の日に雨が降ってたので『着物が汚れるから行かない』と母が言い出して入学式に父が来た。周りは、お母さんばかりだったので子どもながら悲しかった」

と、つらい経験を振り返っている。母親にとっては子どもの小学校入学よりも着物のほうが大事だったようだ。

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