大学⽣のSNS利用率、Instagramが9年連続増加で約8割に【東京工科大学調査】

東京⼯科⼤学は、5月14日、大学の新⼊⽣を対象に、SNSなどコミュニケーションツールの利⽤状況などに関するアンケート調査を実施した。

Instagramの利用率は約8割で9年連続増

まず、現在使用しているSNSの利⽤率を調べた。1位はLINEで99.2%となり、2014年の調査開始以来10年間連続で1位を達成した。一方、Instagramは、主要SNSの中では唯⼀9年連続増で79.6%なり、今回の調査で微減に転じたX(旧Twitter)の80.9%とほぼ同列となった。また、TikTokも6年連続で増加し46.0%となり、近年増加しているDiscordの44.4%をわずかに上回る結果となった。

男⼥別で見ると、Instagramは女性の利用率が92.0%で、男性は初の7割超えの71.5%となった。また、TikTokとPinterestは女性での利用率伸長が顕著で、TikTokは前年から6.2pt増加し62.8%、Pinterestは前年から8.8pt増加で37.1%となった。

なお、女性によるXの利用率は、10年ぶりに8割を下回り79.2%だった。

連絡手段はLINEが10年間連続でトップ

続いて、普段の連絡⼿段に使うツールを調査した。

その結果、1位はLINEで97.9%、2位がInstagramのDMで48.0%、3位がDiscordで23.2%となり、前年度から順位の変化はなかった。

一方、XのDMは、7.0pt減の13.8%となり、特に女性を中⼼に2023年からの減少傾向が続くことがわかる。

利用している動画配信サービスはTVerが5年連続で増加

次に、利用している動画配信サービスについて尋ねた。その結果、YouTubeが97.3%で1位に。2位は、Amazonプライム・ビデオで45.7%、3位がAbemaTVで30.3%となった。

男女別で見ると、TVerが特に伸長しており、女性では前年比0.5pt増で42.1%、男性が4.2pt増で16.9%となった。

⼊学前に連絡したことがある人は過去最少の25.8%

最後に⼊学前に新入生同士で連絡をとりあったことがあるかを尋ねた。その結果、新⼊⽣全体の25.8%があると回答。その数は、前年から9.6pt減で、2019年の調査開始以来最も低い結果となった。

【調査概要】
実施日:2024年4⽉1⽇〜4⽉21⽇
対象:2024年度の東京⼯科⼤学新⼊⽣(⼋王⼦キャンパス、蒲⽥キャンパス)
サンプル数:1,712人
方法:Moodleによるオンラインアンケート ※2014年〜2019年は対⾯記⼊⽅式

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