ジャッキー・チェン&ラルフ・マッチオ共演『ベスト・キッド』情報まとめ!40周年記念シリーズ3作テレビ放送あり!!『コブラ会』最終シーズンは7月配信

『ベスト・キッド』© 1984 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

日本でも愛され続ける名作『ベスト・キッド』

カラテ少年の成長物語『ベスト・キッド』(1984年)が今年、公開から40周年を迎えた。洋画劇場世代はダニエルとミヤギさんの絆をTVで何度も鑑賞し、若い世代も2010年のリメイク版でジャッキー・チェンとジェイデン・スミスのいじらしい師弟関係にキュンキュンさせられたはずだ。

カリフォルニアに引っ越して来たダニエルは、不良グループ<コブラ会>に目をつけられ、怪我だらけの毎日。そんな彼を、ひょんなことからカラテの達人ミヤギが鍛えることになる。決着の場は、2ヶ月後の少年カラテ選手権大会。だが、ミヤギが与える練習メニューはワックスがけやペンキ塗りといった雑用ばかりで……。

アジア人の怪しいおっさんから押し付けられる雑用にブーたれていたダニエルが、その“成果”に感動するシーン、ムカつくはずのコブラ会メンバーが垣間見せる体罰被害者の哀しさ、負傷したダニエルが最後に魅せる超大技のカタルシス――。すべてが完璧だった1作目は大ヒットを記録し、『ゴーストバスターズ』や『ビバリーヒルズ・コップ』、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』、『グレムリン』に次ぐ興行収入を記録した。

新『ベスト・キッド』でジャッキー・チェンとラルフ・マッチオ共演

そんな『ベスト・キッド』の新作が、2025年5月に公開予定! ラルフ・マッチオジャッキー・チェンの新旧キャスト出演が発表されるや多くの映画ファンが熱狂したが、実写版『ストリートファイター』(1994年)の春麗でおなじみ、近年は『エージェント・オブ・シールド』(2013年~)や『マンダロリアン』シリーズ(2019年~)でも最高の存在感を披露しているミンナ・ウェンの参戦も発表され、それ早く見せてくれよ! と発狂寸前のファンもいるとかいないとか。

当初2024年末公開予定だった新『ベスト・キッド』の公開が延期されたのは、年内配信予定のドラマ『コブラ会』最終シーズンの撮影遅延によるものだと報じられている。そもそも新『ベスト・キッド』にGOが出たのは『コブラ会』の大ヒットを踏まえてのものだろうからして、延期も致し方ないことだろう。それよりも、『コブラ会』ファイナルにジャッキーが何らかの形で登場し、それが翌年の映画に繋がっていくのでは? という深読み不可避の状況でもあるのだが……。

見たことあるはず!な若手キャストに注目

監督は、『このサイテーな世界の終わり』(2017年~)や『ノット・オーケー』(2020年)などNetflixドラマで知られるジョナサン・エントウィッスル。現状のキャストとしてはジョシュア・ジャクソン(ドラマ『FRINGE / フリンジ』ほか)が有名どころだが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第1作目のピーター・クイル少年役や『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のスタンリー役でおなじみのワイアット・オレフ(20歳)や、MCUドラマ『ミズ・マーベル』のレッドダガーことカリーム役で知られるアラミス・ナイト(24歳)など、すでにバリバリ活躍している若手も出演する。

そしてオリジナル版のラルフやリメイク版のジェイデン=鍛えられる若者ポジションは、ミシェル・ヨー&キー・ホイ・クァンら『エブエブ』チーム集結の『アメリカン・ボーン・チャイニーズ 僕らの西遊記』で、ナチュラル・ボーン・朴訥フェイスを世界にアピールしたベン・ワン(24歳)が演じる模様。武道アクション経験のあるベンの起用はドンピシャだし、Z世代による新『ベスト・キッド』にますます期待が高まる。

ほか、シンガーとして活動するジェニファー・リン・クリスティなど、チラホラと気になるキャストも。ちなみに『ベスト・キッド』のジョニー・ロレンス役/『コブラ会』主演のウィリアム・ザブカの名は今のところ見当たらないので、ドラマからは一部キャストのみ引き継ぎ、ストーリーはまったく異なる展開になるのかもしれない。

『ベスト・キッド』シリーズ3作をTVでイッキ観チャンス!

『ベスト・キッド』40周年に新作公開! は残念ながら叶わなかったが、この記念すべき年にCS映画専門チャンネル ムービープラスでは、オリジナル版『ベスト・キッド』シリーズ3作を4K版で一挙放送する。「父・危篤」の報せを受け沖縄に帰郷するミヤギさんとダニエルの日本人少女との淡い恋を描いた『ベスト・キッド2』(1986年)、復讐の狼煙をあげるコブラ会とダニエルの闇堕ち危機を描いた『ベスト・キッド3 最後の挑戦』(1989年)は、いま観ても完璧なトリロジーだ(※ヒラリー・スワンクの『ベスト・キッド4』は放送なし)。

ジャッキー・チェンは今年70歳を迎えたが、5月31日(金)公開の最新作『ライド・オン』でアクロバティックなアクションをバシバシ披露し、ファンをニヤリとさせる過去主演作のセルフオマージュなど、新『ベスト・キッド』の胸熱展開を期待させるシーンも多数ある。そんな『ライド・オン』から新『ベスト・キッド』まで、ジャッキー映画ファンへのご褒美シーズンはしばらく続きそうだ。

「ベスト・キッド(3作品) イッキ観!」はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2024年5月放送

『ライド・オン』は2024年5月31日(金)より全国公開

「ジャッキー・チェン〈4K〉映画祭」は全国順次上映中

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