アフガン銃撃、イスラム国が犯行声明 スペイン人観光客3人死亡

[カイロ 19日 ロイター] - 世界遺産があるアフガニスタン中部バーミヤンで観光客が銃撃された事件で、過激派組織「イスラム国」(IS)は19日、犯行声明を出した。

スペイン外務省は17日、この銃撃でスペイン人の観光客3人が死亡し、少なくともスペイン人1人が負傷したと明らかにした。

イスラム主義組織タリバン暫定政権の内務省によると、この事件で4人が逮捕された。外国人観光客3人以外にもアフガン人1人が死亡し、外国人4人、アフガン人3人が負傷したという。

バーミヤンは国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産の仏教遺跡「バーミヤン遺跡」がある観光地。タリバンは旧政権時代の2001年に遺跡の大仏2体を爆破した。

21年に外国軍が撤退した後にタリバンは首都カブールを制圧して復権した。今回の銃撃事件は、外国人を標的とした事件としては21年以降で最も深刻なものの一つ。

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