スロバキア首相銃撃事件、内相が単独犯行でない可能性を指摘

Jan Lopatka Claudia Greco Ayhan Uyanik

[ブラチスラバ/バンスカービストリツァ 19日 ロイター] - 東欧スロバキアのフィツォ首相が銃撃された事件で、同国のシュタイエシュトク内相は19日、単独の犯行ではない可能性があると述べた。

この事件の捜査チームが設置されたと述べ、容疑者が首相暗殺を実行するために何らかのグループの一員として行動したかどうかも調べると説明した。

他の人物の関与を示唆する要因として、容疑者のネット通信が暗殺未遂事件の2時間後に削除されていたことを挙げた。削除は容疑者が行ったのではなく、容疑者の妻が削除した可能性も低いという。

シュタイエシュトク氏は、このことから「犯行はあるグループによって行われた可能性がある」と語った。

カリナク副首相はこの日、フィツォ氏が治療を受けているバンスカービストリツァの病院前で会見し、フィツォ氏の容体について、命に対する差し迫った危険はなくなったと述べた。「われわれが恐れていた最悪の事態は少なくとも今のところは(起きていない)」と語った。

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