新茶 摘んで 味わって 茨城・古河、親子連れ楽しむ

「ふるさと古河新茶まつり」で茶摘み体験する来場者=古河市鴻巣

「ふるさと古河新茶まつり」が19日、茨城県古河市鴻巣の古河公方公園(古河総合公園)で開かれた。多くの親子連れらが来場し、新茶を味わい、茶摘み体験を楽しんだ。

特産のさしま茶の魅力を知ってもらおうと、市地域振興公社が主催し23回目。公園内の茶畑を活用し、一番茶の摘み取りが始まる時期に開いている。

会場には、かすりの着物にたすき掛け姿の茶摘み娘が登場。親子連れらは茶摘み娘に摘み方を教わるなどし、茶摘みを楽しんだ。摘んだ茶葉は、てんぷらなどにして味わえるという。

会場では揚げたての茶葉のてんぷら、お茶を使ったクッキーなどが販売され、来場者が買い求めていた。

同イベントは、旧古河市内の製茶問屋などでつくる「古河茶専門店会」が協力している。同会長の大島崇嗣さん(50)は「お茶を味わい、茶摘みをしてもらうことで、お茶の集散地として発展した市の茶文化を感じてもらえたら」と話した。

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