「虎に翼」ラスト3分でどんでん返し 寅子ショック、あさイチトリオもどんより「上の子も」【ネタバレ】

 伊藤沙莉

 20日に放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」では、寅子(伊藤沙莉)が請け負った依頼人の女性が、決定的なウソをついていたことが発覚。ネットも、「あさイチ」の朝ドラ受けもため息がもれた。

 この日の「虎に翼」では、亡き夫の両親から孫の親権を渡すよう提訴された未亡人が寅子に弁護を依頼。この女性は男の子を出産した後、現在、亡夫の子を妊娠中だが、夫の友人男性の援助を受け、その友人男性と同居。夫の両親側はそこを攻めるも、寅子は、子供のために友人を頼っただけ、妊娠している女性に男性が近づくわけがないなどと主張し、結果、寅子側は勝訴する。

 だが裁判確定後、寅子はまさかの事実を資料から見つけてしまう。女性の亡夫は女性の妊娠が発覚したときにはすでに体調が悪化しており、子供を作れるような体調ではなかった。寅子は後日、あいさつに来た女性にそのことを問うと「いやだ、先生。お気づきになってなかったの?」と笑い、「やっぱり女の弁護士先生って手ぬるいのね」。さらに「ええ。神田さんの子ですよ。この子も、上の子も」と、お腹の子だけではなく、すでに生まれた長男も、夫の友人の子であるとあっけらかんと伝える。

 ショックを受ける寅子に、ボスの雲野は「明らかな過失、失態」と叱責し「君の失態が、誰かの人生を狂わせた。それを忘れてはならない」と伝える…。

 まさかの結末に「あさイチ」トリオもどんより。鈴木奈穂子アナは「ラスト3分、ええ?とちょっとビックリ」とうろたえると、華丸も「上の子もよ?」と愕然。大吉も「(寅子の)失態だけど、むこうの弁護士も気づいてない。そういうことなら、あのおじいちゃん(亡夫の父)もそれで良かったのか」などと複雑な表情を浮かべた。

 ネットも「リーガル・ハイみたいな展開で冷や水をぶっかけられる」「弁護士の実績をあげるために結婚した寅子が初っ端から辛酸を舐めさせられた…」「実の孫ではないなら結果良かったと思ってしまったけどそれもなんか違うのかな…」「トラちゃんには痛くて辛い勉強になったね」などの声が上がっていた。

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