レアカラーの1台、販売店から「本当にいいんですか?」 50代夫婦の「1~2%」の選択

「レヴォーグ/WRX S4」がテーマのカーイベントが大盛況【写真:ENCOUNT編集部】

SUPER GT観戦で車中泊の旅も

クールなオーラを放つSUBARU車が大集合となった。「A PIT オートバックス東雲」(東京・江東区)を舞台とした早朝カーイベントが19日に開催。「レヴォーグ/WRX S4」がテーマで、CVT(無段変速機)車両も参加可能の設定となった。熱烈なスバリストたちが集い、アウトバックやインプレッサを含めた約54台が駆け付けた。

オーナーたちは自慢の愛車を惜しげもなく披露。カスタムのポイントを語り合ったり、エンジンルームをのぞき込んで解説を受けたり、熱心に写真撮影したりするなど、会場はスバル愛に満ちあふれた。

50代の夫婦は、真っ赤なレヴォーグ VNHで駆け付けた。「赤のカラーリングは1~2%で、なかなかいないみたいです。購入を決めたとき、販売店の担当者から『本当にいいんですか?』と聞かれたぐらいなんです」と教えてくれた。

もともと他メーカーのクルマを乗り継いでいて、ホンダ・フィットRSからSUBARU車に乗り換えたのは、2014年のこと。「安心と楽しさでSUBARUにしました」と夫。赤のレヴォーグ VMGを気に入り、VNHに乗り継いだ。

日本最大級のカーレース「SUPER GT」が大好きな夫の影響で、妻もどんどんレース観戦にのめり込み、「全然興味なかったのですが、もうすっかりSUBARUに心酔しました」。夫婦で富士スピードウェイとモビリティリゾートもてぎに応援に行くのが、最上の楽しみ。椅子やテーブル、クーラーボックス、それに応援グッズを愛車に積んで車中泊。レースの醍醐味(だいごみ)を存分に味わっている。

豪快カスタムの湘南ナンバーのレヴォーグ VMG。リアウイングも印象的だが、フロントライトはオレンジ色の光が流れる“シーケンシャル仕様”で、見る者をあっと驚かせる。「当初はスバルブルーが欲しかったのですが、この前期型にはなくて白にしました。でもすごく気に入っています。街乗りもできて峠でも遊べる、がテーマです」と男性オーナーは声を弾ませた。

また、オートバックス東雲のWRX S4デモカーも展示。見る角度によって、青く、白く、不思議な輝きを放つラッピングシートの1台にも大きな注目が集まった。

次回テーマは「80年代の国産車」。多くのアツい個性派オーナーの参加を想定しているという。ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム

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