大谷翔平のドジャース移籍後、初のサヨナラ打に米メディア大興奮! 同僚の手荒い祝福に注目「大活躍後、彼はずぶ濡れになった」

劇的なサヨナラ打に狂喜乱舞だ。

現地5月19日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平がシンシナティ・レッズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。2対2で迎えた延長10回2死一、二塁の場面で右安打を放ち、ドジャース移籍後初のサヨナラ適時打を決めた。

前日の試合は同僚のムーキー・ベッツが休養日で、移籍後初めて1番で起用された。この日は再び指定席の2番に座り、最後の最後に大仕事をやってのけた。

2対2の同点で迎えた延長戦。無死二塁から始まるタイブレークでドジャースは先頭のキケ・ヘルナンデスが捕飛。代打のウィル・スミスが四球を選び、スタメンに復帰したベッツは中飛で2アウト。一、二塁の場面で大谷に打席が巡ってきた。

日本人スラッガーは初球を見送りストライク。ボールをひとつはさみ、3球ファウルで粘った6球目だ。内角低めの直球を右翼線に弾き返すタイムリーヒット。劇的なサヨナラ打で勝利を呼び込み、チームメイトから大量の水をかけられる手荒い祝福を受けた大谷。濡れた髪をさわやかにかきあげ、勝利の美酒に酔いしれた。
スーパースターの移籍後、初の殊勲打に米メディアも拍手喝采を送る。稀代の大谷翔平マニアとして周知されている米放送局『Fox Sports』のベン・バーランダー氏は「ショウヘイ・オオタニがドジャースのために、サヨナラ打を放った!」と自身のX(旧ツイッター)に即反応。米ポッドキャスト番組『Talkin' Baseball』の公式Xも「ショウヘイ・オオタニがドジャースで初めてのサヨナラ勝ち!」と綴り、その打棒を祝福した。

サヨナラ適時打の一方で、米データ分析会社『Codify Baseball』は試合後の大谷のリアクションに注目。「ショウヘイ・オオタニは大活躍の後、ずぶ濡れになった」と報告。二塁ベース上での歓喜の瞬間を捉え、最後には仲良しのテオスカー・ヘルナンデスからドリンクボックスに入っていた水を豪快にぶっかけられ全身ずぶ濡れになるも、爽やかなタッチを交わす熱いシーンが抜かれていた。

大谷の値千金の一打で勝利を収めたドジャースは、これで貯金を「15」にまで増やし、ナ・リーグ西地区首位をがっちりキープした。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社