優雅なカシワバアジサイ 長崎の洋館彩る 20日は小満

洋館に彩りを添えているカシワバアジサイ=長崎市、東山手甲十三番館

 20日は二十四節気の一つ「小満」。陽気に包まれ、あらゆる植物が生い茂る頃とされる。長崎市東山手町の東山手甲十三番館の庭では、円すい形のカシワバアジサイが洋館を彩り観光客らを楽しませている。
 同館を運営するNPO法人「長崎の風」の黒田雄彦代表(78)によると、大きな花房が垂れるように付き、咲き進んで白くなるとソフトクリームのような見た目になるという。
 北海道から家族旅行で訪れた千葉順子さん(64)は「優雅で花のドレスみたい」とにっこり。黒田代表は「ほかの種類も順次、見頃を迎える。長崎の街によく似合うアジサイを多くの人に見てほしい」と話した。

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