【名城大学】鶴舞中央図書館の自動車図書館 新車両1台のデザインとファニチャーを谷田研究室が担当 5/26 お披露目イベントで初公開

名古屋市自動車図書館は、これまで大型車両2台で市内全域に定期的に巡回して本の貸出を行ってきましたが、2024年度から小型車両4台の運行に切り替えます。本学理工学部建築学科の谷田真准教授の研究室と名古屋市の鶴舞中央図書館が新車両プロジェクトで連携し、5月26日の新車両お披露目イベントで初公開します。

谷田研究室が手掛けた新車両の模型

ポイント

・名古屋市の自動車図書館はこれまで大型車両2台で運行していたが、2024年度から小型車両4台の運行に切り替え、そのうち1台でプロジェクトを実施。
・自動車図書館が持つ「本と人が出合う場」の機能を最大限に発揮するために、車両デザインやファニチャーを谷田研究室が製作。プロジェクト名は「ブック・モービル・スタディーズ」。日本のどこにもない全く新しい自動車図書館が完成。
・5月26日に、新規導入の小型車両全4台が揃い、車両の見学や本の貸出、クイズ、工作が楽しめるイベントを開催し、この新車両も初公開。

お披露目イベント

【イベント名】
発車オーライ!自動車図書館

【日時】
5月26日(日)午前11時~午後3時30分

【場所】
サカエ ヒロバス(名古屋市中区栄3丁目5-10)

【主な内容】
●セレモニー(午前11時~午前11時30分) ※雨天中止
・主催者あいさつ
・新車両のコンセプト説明
・テープカット
・菓子まき
新車両前で菓子まきを行います。小学生100名対象。当日整理券配布。
菓子まきの由来等も展示します。
●イベント(午前11時30分~午後3時30分) ※雨天縮小
・動画「こんにちは!自動車図書館です」(約15分)上映
昨年度引退した大型車両2台の最後の姿や、これまでの自動車図書館の歴史を振り返る動画を初上映します。伊勢湾台風後に活躍したわかば号利用者の思い出インタビューは必見です。
・クイズ「かくれんぼ文字をさがせ!」
4台の車両に隠された文字を探して単語を見つけるクイズです。
・Bookピクニック
芝生の上に並べたハンモックやベンチで、くつろぎながら本と過ごす時間を楽しみます。大型絵本や大型紙芝居もあります。
・わくわく工作「ペーパークラフト自動車図書館をつくろう」
新車両のペーパークラフトを作ります。小学生対象。
・新車両愛称募集
新車両の愛称を募集します。詳細はイベント当日に発表します。

【その他】
雨天の場合は一部内容を中止・縮小します。中止・縮小については図書館ホームページ、図書館公式X(旧Twitter)で当日午前10時までにお知らせします。

【イベントに関する問い合わせ先】
鶴舞中央図書館 電話:052-741-3131(代表) Fax:052-733-6337

【取材申し込み】
名古屋市鶴舞中央図書館 整理課
担当:向田・大井
電話:052-741-3198

新車両の概要

※鶴舞中央図書館の2台のうち1台が、谷田研究室が手掛けた新車両

ブック・モービル・スタディーズのコンセプト

建築学の観点から、自動車図書館をどう位置づけるべきか。我々はそれを「動く建築」として捉えることにした。「動く建築」にできること。それは、空間という塊を持って、まちへ仕掛けに行けること。その先には、ウォーカブルなまちづくりや、賑わいのあるまちづくりに貢献できる。そんな力を秘めていると考えている。

「動く建築」のデザインを進めるにあたっては、
①人のふるまいにバリエーションが生まれること。
②組立や解体が簡単で持ち運びにも負担がないこと。
③将来的に数を増やせば、より大きな「動く建築」に拡張可能なこと。
に力点を置いた。そして全体像として、自動車図書館の周囲で、親子が寄り添いながら本を読む。そんなシーンの創出を目指した。

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