最も投票したくない政党調査がぶっちぎりの結果に!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2024年5月15日に公開された動画のテーマは、最も投票したくない政党は?です。

ゲストにJX通信社代表の米重克洋氏をお招きし、有権者が最も投票したくないと考えている政党や衆院解散の望ましい時期などの調査結果を詳しく解説していただきます。

  • 【このトピックのポイント】
  • 有権者の半数以上が自民党に投票したくない?!
  • 自民党支持層も自民党に投票したくないと思ってる?!
  • 若者も高齢者も野党への政権交代を望んでいる?!

自民党に投票したくない割合は半数以上!

MC千葉佳織「禁断の質問。投票したくない政党は?攻めますね・・・」

米重氏「最も投票したくない政党はどこですか?と結構ズバリ聞きました

なぜ、投票しないということを、あえてここで聞いているのでしょうか。

「絶対にここ!という支持政党がある有権者はそんなに多くなく、有権者は複数の政党の中から投票先を選択します。その時、ここはもう投票できないから、こっちにするという消去法で選択をする有権者が非常に多いと思う」と米重氏。

そのため「消去法的な有権者の行動がどの政党に有利に働くか、もしくは不利に働くかということを、この質問をするとヒントとして見極めることができる」と語りました。

長期的にどの政党が伸びるかを見るために、今回、このような質問で調査しています。

では結果を見ていきましょう。

MC千葉「おおっ!」

米重氏「圧倒的ですね。電話でも、ネットでも・・・」

MC千葉「(差が)大きいですね・・・」

「特に電話調査では50.9パーセントと半分以上の方」が「最も投票したくない政党を1つだけ選ぶとしたらそれは自民党ですという人が結構多い」と米重氏。

また、他社の調査でも「次に総選挙があるとしたら、自民党中心の政権がいいか、自民党以外の野党が中心の政権がいいかという質問で、野党が中心の政権がいいという人の方が多く出る」と、最近の報道各社の世論調査の傾向があると米重氏はコメントしました。

1年前の令和5年5月の「最も支持したくないと考える政党を1つ選んでください」という質問の調査では、自民党が電話調査で11.8%、ネット調査で14.4%でした。

今回の「最も投票したくない政党」の調査で自民党は、電話調査50.9%、ネット調査27.8%です。

米重氏は「今回の最も投票したくない政党とは別の質問なので直接比較はできない」と前置きした上で、「今の自民党の政治とカネの問題に対する逆風の強さを象徴している1つの断面だなという感じがします」とコメントしました。

MC千葉「悪名は無名に勝るなんて言葉もこの時の話でありました。不支持が多いというか、支持したくないと言われることは、実はおいしいことだったりするのでしょうか?

米重氏は「少なくとも、小さい勢力の政党は、悪名でも無名よりはマシ」と説明。しかし、政権政党の自民党は、小選挙区でも単独か公明党と連携して、最大の割合の得票をしなくてはいけないという宿命があります。「ちょっと嫌われすぎな感じがしますよね」とコメントしました。

自民党支持層の中で自民党に投票したくない割合とは?!

自民党に投票したくない政党の結果には、自民党支持層の人も入ってるのでしょうか?

自民党支持層の中で自民党に投票したくない割合は「2割ぐらい」と米重氏。

「自民党を支持しているけど、今の自民党に投票できない、したくないと明確に言ってる人が2割いることは、やはり重要なポイントだ」と解説。

ちなみに、自民党支持層では、共産2割、れいわ2割弱、立憲2割という結果でした。

米重氏「自民党支持だけど、鼻つまんでも、今の自民党には投票できないわ。という人が一定数いらっしゃることがこの数字からも、その内訳からもわかりますよね」

MC千葉「愛なのか、複雑な気持ちなのか・・・」

米重氏「複雑なんだと思います。民主党政権から自民党政権に戻ってから、今が1番風が強いですね」

この結果から、自民党支持層が自民党に結集できるような状態にしないと自民党が選挙で勝ち抜いていくのは難しい。

一方で、立憲は、自民党支持層だけど自民党には投票できないという人たちをいかに自分たちの味方につけるかが大事。そうしないと衆院補選の島根1区のような勝ち方は総選挙でも実践できない。と米重氏は言及しました。

衆院解散時期?次期衆院選の望ましい結果とは?!

衆議院解散の時期は、いつが最も良いと思いますか」という調査の結果を見てみましょう。

ネット調査では、56%の方が「わからない、答えない」と回答しています。

「この問題について意見がない人が若い世代を中心に多いということだと思います」と米重氏。一方で、電話調査では、9月の自民党総裁選までに(解散した方がいい)と言っている人が41%と最多です。

米重氏は「早めがいい。つまり今の政治情勢に対する不満というが強いとこの結果から言える」と解説しました。

次に「次期衆院選の結果として望ましいのはどれですか」という質問の調査結果です。

自民公明の与党が過半数をとって政権を維持するよりも、立憲民主党や日本維新の会などの野党が過半数を取って政権交代をする方が、ネットでも電話でも倍近く多い結果でした。

米重氏は「野党を中心に政権交代する方がいいんだと言っている人の方が、ネットでも電話でも、つまり若い世代でも、比較的高齢の世代でも多い。ということが、この調査からわかる」と解説しました。

最後は「子育て支援金の制度導入に賛成しますか」という質問です。

MC千葉「こちらは、電話とネットでの違いが、かなり大きく感じます」
米重氏「この電話とネットの回答のギャップをしっかり観察していく必要がある結果だと思います」

比較的高齢の人たちが回答する電話調査では、反対が少し多いですが、あまり差がありません。ネット調査では、反対が圧倒的に多い結果でした。

米重氏「これは若い世代、現役世代が、公的保険を通じて負担感を感じているということを反映してるかなと思います」と解説しました。

今回は投票したくない政党は?というところを軸にいろいろな調査を見ていきました。

「今回初めてこの公認候補が3連チャンで勝ったということが、非常に立憲民主党に対しての瞬間風速、追い風になっていることが電話調査を中心に確認することができた」と米重氏。

今後の政局の動きに注目していきましょう。

動画本編はこちら!

解散は早めがいい!野党に政権交代を望む声が増加中?!

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