畑中葉子「名探偵コナン」の舞台・八丈島で“聖地巡礼”「ブームを一過性にしないため…」イベントに尽力

畑中葉子(C)日刊ゲンダイ

歌手の畑中葉子(65)が18日、故郷の八丈島(東京)でライブイベント「八丈島からの手紙 in 八丈島」を開催した。

八丈島生まれで、13歳まで島で育った畑中は昨年、故郷への思いを込めた「八丈島からの手紙」をリリース。今年ソロデビュー45周年を記念し、同曲を初披露したほか「カナダからの手紙」「後から前から」などヒット曲も歌唱。変わらぬ美声で地元ファンを魅了した。

今回、畑中は町おこしのため、自らイベントを企画。八丈島に縁のあるアーティストとコラボし、八丈太鼓、和楽器演奏など盛りだくさんの内容となった。

ライブイベントは大盛況

「昨年、映画『名探偵コナン』で八丈島が舞台になり“聖地巡礼”ブームになっていますが、これを一過性のものにしないために『流人まつり』を復活させたいと思いました。この祭りは力士や芸能人が来たり、仮装したり、子供の頃の記憶に残るお祭りで、私も、デビューした19歳の時に平尾昌晃先生と一緒に参加させていただいたので思い出深いんです。今日を機に、地元の皆さんとともに続けていけたらと思います」

昨年、八丈島の「ふるさと観光大使」にも就任。

「今は両親もいないけど、やっぱり私の故郷は八丈島。子供の頃は島言葉しか話していなかったですからね。もし八丈島が大河ドラマの舞台になったら、方言指導できます(笑)。今、島出身の紅白歌手は私だけなので、次の歌手が誕生して欲しいですね」

東京から往復約2時間。八丈島からの手紙に呼ばれて訪れる人が増えそうだ。

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