元広島右腕がマーリンズ契約会見「凄い環境でチャレンジ」 GM補佐「球速はまだ伸びる」

マーリンズとのマイナー契約締結を発表した中村来生(左)とアレックス・ラミレス氏【写真:宮脇広久】

今年は前DeNA監督ラミレス氏がGM務めるアジアンブリーズでプレー

前広島の中村来生(らいせい)投手が20日、都内で会見し、マーリンズとのマイナー契約締結を発表した。昨季限りで広島から戦力外通告を受け、今年は米アリゾナ州を拠点にMLB、メキシコ、韓国などのチームと対戦するトラベリングチーム「アジアンブリーズ」でプレーしていた。

中村は「凄い環境でチャレンジする場を与えてくださったマイアミ・マーリンズ、アジアンブリーズの関係者の皆さん、カープを自由契約になった時に、応援メッセージで背中を押してくれたカープファンの皆さんに感謝したいです」と意気込んだ。

前DeNA監督で、アジアンブリーズのGMを務めるアレックス・ラミレス氏も同席。「マーリンズは育成に長けている球団。中村は素晴らしいポテンシャルを持っている」と話した。

21歳右腕の中村は、富山・高岡第一高から2021年育成ドラフト3位で広島入りしたが、支配下登録されないまま、わずか2年間で戦力外となった。190センチの長身から投げ下ろす、2400回転を超えるストレートが持ち味で、今年はアジアンブリーズで6試合6回無失点と好投していた。

オンラインで参加したマーリンズのオズ・オカンポGM補佐は「ライセイはドミニカ共和国でのサマーリーグ(ルーキーリーグ)でスタートすることになる。彼には長身、長い手足、素晴らしいストレートがあり、身体能力も高い。腕の振りも速く、球速はまだ伸びると思う」と素材を評価した。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2