角田裕毅に絶妙アンダーカット喰らい入賞逃した11位ライバル後悔「ユウキに抜かれて1つ落として…」

角田裕毅【写真:ロイター】

F1第7戦エミリアロマーニャGP

自動車のF1シリーズ第7戦、エミリアロマーニャ・グランプリ(GP)は19日、イタリア・イモラで決勝が行われ、7番スタートの角田裕毅(RB)は10位となり、今季4度目の入賞。1ポイントを獲得した。粘りのレースで際立った場面のひとつが14周目の絶妙なアンダーカット。抜かれたニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)は11位で入賞を逃し、「ユウキにアンダーカットされてポジションを1つ落としてしまった」と振り返った。

9番手を走行し、13周目でピットに入っていた角田は、翌周でタイヤ交換を行ったヒュルケンベルグがコースに戻ると、並走しながらも前に出た。巧みなピット戦略で順位を1つ上げる。7番手発進ながらスタートの後手が響いて順位を落としたものの、粘りの展開で10位に入り、今季4度目の入賞。対照的にヒュルケンベルグは11位に終わり、ポイント獲得チャンスを逃した。

F1公式サイトによると、ヒュルケンベルグは「ユウキにアンダーカットされてポジションを1つ落としてしまった。その後、レッドブルのチェコ(セルジオ・ペレス)が追い上げてきた。別の戦略で、より新しいタイヤを履いていた彼を抑えることはできなかった。正直に言って、十分なペースがなかったし、早めのピットストップがレースを難しくしてしまった」と悔やんだ。

一方で「我々が中団で戦えることは既に証明されていて、昨年に比べればそれは素晴らしいことだ。でも、そういうことに慣れると、もっと多くを求めてしまうもの。ポイント争いをしたいから、努力を続けないとね」と手応えを掴み、前を向いた。

THE ANSWER編集部

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