黒羽刑務所跡で26日にイベント 収容棟見学、縁日やこども動物園など 大田原

こどもまつりのチラシ

 【大田原】地域活性化を目的とした「大田原こどもまつり」が26日、寒井(さぶい)の旧黒羽刑務所で開かれる。受刑者収容棟の見学のほか、縁日ブースや宇都宮動物園の協力による「こども動物園」など多彩な催しを用意。2022年に閉庁した刑務所の跡地活用策を探る取り組みの一つだ。

 まつりは栃木銀行大田原支店の取引先経営者らによるワークショップ「大田原プラットホーム」の活動が発端。市内企業経営者による実行委員会が主催する。

 犯罪抑止の啓発を目的に旧刑務所の受刑者収容棟の見学ツアーや、喜連川社会復帰促進センター受刑者が作った製品の展示即売を行う。会場にはキッチンカーなど飲食系の10店以上が出店。シートを広げられるピクニックエリアも設けられ、各種ワークショップも催される。ステージイベントも用意する。

 実行委員長の会社社長山内忠明(やまうちただあき)さん(47)=紫塚4丁目=は「旧刑務所敷地内を見られるなかなかない機会。多くの催しを楽しんで。跡地利用をさらに考える契機になれば」と話した。

 午前10時~午後5時。ペット同伴可。(問)実行委事務局090.4099.8613。

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