【ドライアイにご注意!】目の疲れ、渇き、むくみに効くハーブがある!

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夜になると、細かいものを見るのが辛くなってきませんか?
ドライアイや疲れ目は、早めの予防が効果を発揮します。

20代で若年性更年期障害と診断された植物療法士の南上夕佳さんが、女性が取り組むべき「からだづくり」について教えてくれる連載。
病気を克服し、30代で妊娠・出産・子育てを経験するまでに行っていたことを、体験に基づいてお話しします。


スマホやタブレットが欠かせない今、ドライアイや目の疲れは慢性的に悩むことが多くなりました。とくに老眼が気になる世代には、夜になると目がかすんでくる……なんてことも。
さらに女性の場合、出産後に目の症状を訴える人が多くなることをご存じでしょうか?

(イメージ:写真AC)

私の場合は長女を出産したあとすぐに目の疲れ、乾き、むくみなどの症状が現れ、とても辛い思いをしました。
そのため二人目の出産時には目のためのハーブも病院に持参し、産後すぐにケアを始めたところ、全く目の乾きやむくみがなく快適にすごせたという経験があります。

目のためのケアは、ハーブティーを飲む方法と湿布をする方法があります。

アイブライト(飲む、湿布)

目が輝くという名前をもつ目のためのハーブで、収斂作用や抗炎症作用をもち、目の疲れに良く効きます。
また抗ヒスタミン作用もあり花粉症の目の痒みや、殺菌作用でものもらいや結膜炎にも。さまざまな目のトラブルに対応できます。

ハーブティーや、サプリメントで飲んだり、濃いめに抽出したハーブティーをタオルに浸して目の上に当てて、湿布します。
目の疲れやむくみには温かい状態で温湿布を。
花粉症などの目の痒みの場合は、冷たくしたハーブティーで冷湿布を。
湿布は何回か繰り返しましょう。

菊花(飲む)

中国茶でお馴染みの菊の花のお茶です。
菊花には古くから目のかすみ、目の疲れ、充血、視力の低下、乾きに使われてきました。
ビタミンAが豊富に含まれることや、東洋の考えにある肝の働きを補う働きがあります。(※目は肝の働きが衰えると、不調症状が出てくるという関係性がある)
乾燥ハーブの菊花を、ほかのお茶にプラスして飲むのもいいでしょう。

(イメージ:写真AC)

ビルベリー(飲む)

ブルーベリーの原種と言われ、ポリフェノールのアントシアニンがブルーベリーより豊富に含まれています。
ビルベリーの実を乾燥させてお茶にして飲みます。毛細血管を保護して血流を良くするので目の充血や乾き、目の疲れに効果的です。
酸味があるハーブなので、すっきりと飲むことができます。ほかのハーブとブレンドすることで飲みやすくなります。

ハイビスカス(飲む)

ビルベリー同様、ハイビスカスの赤色に含まれるポリフェノールのアントシアニンを摂取することができます。
ロドプシンという体内の網膜タンパク質色素は、物を見る時に光の信号を受けとって、分解と再合成を繰り返す働きがあるのですが、アントシアニンがこのロドプシンの再合成を助けると言われています。

カレンデュラ(飲む、湿布)

キク科の植物で、トウキンセンカ、マリーゴールドとも呼ばれています。
炎症を抑える効果が高く、赤ちゃんのおむつかぶれから、アトピー性皮膚炎や火傷などにも使われます。
ルテインを含むので、白内障予防や紫外線、ブルーライトによるダメージから目を守ってくれます。目の疲れ、乾き、かすみにもおすすめです。
痒みがある時は冷たくしたハーブティーを浸して湿布、目の乾きや疲れをケアする時は温かいハーブティーを浸して温湿布をしてみてください。

(イメージ:写真AC)

ハーブティーは1日1〜2杯、上記の何かしらをお茶として飲むのもいいですし、加齢にともなって気になる症状が出た時や、集中して目を使うシーン、そして出産後などは特に意識して、1日2〜3杯飲むようにするといいでしょう。そして、湿布も合わせて行うとさらに効果的です。

ちなみに東洋医学の考えでは、肝を整えることが目にいいと言われています。
肝を労わる食材はクコの実、貝類、セロリ、ニラ、なつめ、いちご、などです。
こうした食材を積極的に摂ってみるのもいいでしょう。

*次回は6月17日配信予定です。

バナーイラスト/いいだあやか
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