中国「ハードルの女神」が日本でまた優勝、今季アジア最速を再び塗り替える

中国の「ハードルの女神」こと呉艶妮(ウー・イエンニー)が東京で開かれた大会に出場し、前週の大阪での大会に続いて今季アジア最速タイムで優勝した。

中国の「ハードルの女神」こと呉艶妮(ウー・イエンニー)が東京で開かれた大会に出場し、前週の大阪での大会に続いて今季アジア最速タイムで優勝した。

中国メディアの澎湃新聞によると、 呉は19日に東京で行われたセイコーゴールデングランプリの女子100メートルハードル決勝に出場し、今季アジア最速となる12秒80のタイムで優勝した。12日に大阪で行われた木南道孝記念陸上競技大会でも12秒86で優勝しており、2週連続で日本の大会にて今季アジア最速を塗り替えて優勝したことになる。

レース後に呉は自身の微博アカウントを更新し、コーチやチームメート、中国陸上界を支える人たちに向けて感謝を示すとともに「今日、東京五輪の会場で優勝できたことは、自分にとって東京五輪に参加できなかった残念さを穴埋めする意味を持つ」とコメントした。

呉はその美貌から「ハードルの女神」と呼ばれており、過去には「自分でもきれいだと思うし事実」と発言して物議を醸したほか、ばっちりメークでレースに臨むことについて批判を浴び反論するなどしばしば世間を騒がせてきた。また、2023年10月の杭州アジア大会の同種目決勝では、フライング判定に対して猛抗議の末やり直しレースに参加して批判を浴びたこともあった。

中国のネットユーザーは「なにはともあれ、今、呉より速く走れる黄色人種の女性は数えるほどしかいない」「周囲の雑音は気にせず、自分らしくいてほしい」「実力で答えを出せば何ら問題はない」「パリ五輪が楽しみだ」など、呉を称賛し、応援するコメントを多く残している。(翻訳・編集/川尻)

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