佐野晶哉がボーダーコリー“吾郎さん”と大はしゃぎ 『明日を綴る写真館』オフショット公開

6月7日に公開される平泉成主演映画『明日を綴る写真館』の新場面写真とメイキング写真が公開された。

本作は、あるた梨沙による同名漫画を実写映画化した人間ドラマ。年齢も考え方も全く違う“自分に素直になれない”という共通点を持つ2人が、人々の抱える“想い残し”のために奔走し、自分自身と向き合い、互いに影響し合いながら成長し、やがて思いもよらない奇跡を起こしていく。

80歳にして映画初主演となる平泉が、自身の趣味である写真撮影ともリンクするカメラマン役として、さびれた写真館を営む鮫島役を演じる。その鮫島に憧れるカメラマン・太一役には、Aぇ! group佐野晶哉が抜擢された。そのほか佐藤浩市、吉瀬美智子、高橋克典、田中健、美保純、赤井英和、黒木瞳、市毛良枝らがキャストに名を連ねている。

ファッション誌からのオファーが止まない気鋭のカメラマン・太一(佐野晶哉)。さびれた写真館を営むカメラマン・鮫島(平泉成)の写真に心を奪われ、弟子となった太一は、人々の抱える悩みや問題のために必死に奔走する鮫島に振り回されながらも、自分に足りないものに気付き始めて、心の成長を遂げていく。

この写真館で、鮫島のほかに、妻の桜(市毛良枝)や息子の直哉(嘉島陸)、客の牧(佐藤浩市)などと出会い、人生と改めて向き合い始める太一。そんな太一が出会うキャラクターの中でも重要な存在となるのが「吾郎さん」だ。運動神経が抜群で、知能が高く、もっとも賢い犬ともいわれるボーダーコリーで、みんなからは「吾郎さん」と、さん付けで親しまれている。

吾郎さんは、鮫島にまだ弟子と認めてもらえず写真館に馴染んでいない太一に飛びかかって緊張をほぐしたり、人物を撮るのが苦手な太一のために被写体になったり、長い間抱えている両親への“想い残し”に悩んでいる時に、そばで慰めたりと大活躍。そんな吾郎さんに助けられるのは太一だけではなく、赤字続きの写真館の経営をめぐって息子とケンカした直後の鮫島の傍らに寄り添うのも吾郎さんだ。吾郎さんを演じた、本名ランスくんは、普段は動物園のイベント犬としてショーなどにレギュラー出演中で、本作が映像作品デビューとなる。

そんな吾郎さんは現場でも多くの出演者・スタッフから愛された様子で、彼の撮影シーンではカメラが止まると皆が笑顔で写真を撮っていたという。公開されたメイキング写真には、吾郎さんとじゃれ合いとびきりの笑顔を輝かせる佐野や、平泉にじゃれる吾郎さんを収めた姿などが切り取られている。

(文=リアルサウンド編集部)

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