前半の出足はやや低調か 期日前投票の中間状況 前回を0.53ポイント下回る 5月19日終了時点【静岡県知事選】

静岡県選挙管理委員会は5月20日、県知事選(5月26日投票)の期日前投票の中間状況を発表しました。

投票ができる人(選挙人名簿に登録されている人)は、県全体で300万907人。このうち告示日から10日後(5月19日)までに期日前投票を行った人は17万5407人でした。これにより期日前投票率は5.85%となり、前回の知事選(3年前)の同じ時点(6.38%)と比べて、0.53ポイント下回っています。

市・町別に見ると、期日前投票者数が前回と比べて最も高くなったのが掛川市の1.72倍です。掛川市選挙管理委員会によりますと、3年前は告示を待って入場券を発送したため、期日前投票の出足が悪かったことから、今回はできるだけ早く発送手続きを進め、啓発活動にも力を入れたということです。

一方、前回と比べて最も低かったのが藤枝市の0.33倍で、同時に行われる市長選と市議補選が告示されるのを待った市民が多かったためとみられます。

政令指定都市では、静岡市が市全体で前回比1.02倍となっています。前回を上回った理由について、静岡市選挙管理委員会は、積極的に広報したことと、準備期間が短かったものの、入場券の発送が何とか間に合った地域が多かったことを挙げています。

浜松市は市全体で0.85倍と前回を下回っています。浜松市選挙管理委員会によりますと、行政区再編の影響で期日前投票所の開設が後ろ倒しになった地区があったということです。ただ、5月17日から19日にかけて、新たに開設された期日前投票所が増え、前回よりも多くの人が投票に訪れたということです。

県選挙管理委員会は、仕事や旅行などで投票日当日に投票できない場合には、近くの期日前投票所で投票をしてほしいと呼び掛けています。

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