FAのSマイカー・ハイドが今季にビルズでのプレーを希望

バッファロー・ビルズのマイカー・ハイド【AP Photo/Matt Durisko】

今オフシーズン、バッファロー・ビルズはサラリーキャップに余裕を持たせ、2024年NFLドラフトで若手選手を獲得するために複数のベテラン選手との関係を断った。しかし、2023年にビルズの主力選手として活躍したある選手――セーフティ(S)マイカー・ハイド――はまだフリーエージェント(FA)のままだ。

7年にわたってビルズに在籍し、11年のキャリアを誇るベテランセーフティのハイドは、もう一度ビルズのユニフォームを着たいと明かしている。

『WIVB 4』によると、ハイドは現地19日(日)に主催したチャリティソフトボール大会で「俺はただ健康でありたいだけ。家族との時間を楽しんでいる。もしフットボールのフィールドに戻れるようなことがあれば、ぜひそうしたい。特に、このユニフォームを着て、このファンの前でね。それが実現できたら、自分にとっても家族にとっても、すごく大きな意味がある。でも、まだ先の話だ。ここ数週間は首の痛みで何度か目が覚めている」と話したという。

33歳のハイドは2023年シーズンに14試合に出場し、低調なスタートを切ったビルズがディビジョナルラウンドに進出するのに貢献した後、フリーエージェントになった。ショーン・マクダーモットHC(ヘッドコーチ)が率いる中、ハイドは出場した試合でディフェンシブスナップの92%でプレー。2023年に被得点でリーグ内4位につけたビルズ守備陣で、タックル54回、インターセプト2回を記録した。

バッファローに戻ったとしても、ハイドのそばに長年チームメイトだったSジョーダン・ポイヤーの姿はない。3月にビルズから放出された後、マイアミ・ドルフィンズと契約したポイヤーは、ハイドが創設した『Imagine for Youth Foundation(イマジン・フォー・ユース基金)』への寄付を募るために最後にもう一度、フィールドでハイドとタッグを組んでいる。日曜日に行われたチャリティソフトボール大会では62万5,000ドル(約9,744万円)以上の寄付が集まった。

このイベントには他にも、クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンやQBミッチェル・トゥルビスキー、オフェンシブタックル(OT)ディオン・ドーキンズ、ディフェンシブエンド(DE)A.J.エペネサ、ラインバッカー(LB)テレル・バーナード、Sダマー・ハムリンといったビルズの選手が出席している。

チャリティイベントの最後にハイドがかつてのチームメイトに囲まれる中、アレンは最後の挨拶でマイクを握り、ハイドのビルズ帰還を願って「もう1年!」と唱えた。

ハイドはチャントを送るファンに対し、「ソフトボールの試合をもう1回やろう」と応じている。

【RA】

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