『デカローグ5・6』開幕 舞台写真&キャストコメント到着

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5月18日(土) 東京・新国立劇場 小劇場にて舞台『デカローグ5・6 [プログラム C]』が開幕。併せて、舞台写真とキャストコメントが到着した。

『デカローグ』は、『トリコロール』3部作、『ふたりのベロニカ』で知られるポーランドの映画監督クシシュトフ・キェシロフスキが発表した作品で、旧約聖書の十戒をモチーフに1980年代のポーランド、ワルシャワのとある団地に住む人々を描いた10篇の連作集。本公演はこの10篇すべてを舞台化、4カ月にわたり上演するという一大プロジェクトとなっている。

デカローグ5「ある殺人に関する物語」より 右から)福崎那由他、渋谷謙人

今回上演する5話と6話は、『殺人に関する短いフィルム』『愛に関する短いフィルム』のタイトルで長編映画としても製作・公開され、カンヌ国際映画祭で審査員賞に輝くなど、その後『デカローグ』が国際的な評価を得るきっかけとなった。

十戒の「殺してはならない」に対応する、小川絵梨子演出の「デカローグ5 ある殺人に関する物語」。そして「姦淫してはならない」に対応する、上村聡史演出の「デカローグ6 ある愛に関する物語」。人と法によるふたつの殺人、男女の性愛と、それぞれ主題は異なれども登場人物たちが苦悩する姿に対する愛に溢れた眼差しは、1話から4話に続いて一貫している。

『デカローグ5・6』は6月2日(日) まで上演される。

デカローグ6「ある愛に関する物語」より 右から)仙名彩世、田中亨

<キャスト コメント>
■福崎那由他
『デカローグ』プログラム C、初日開幕致しました。僕が出演するデカローグ5は観た人によって思うこと、抱く感情が違うと思っています。僕自身が皆様一人ひとりに感想を聞きたくなる、そんなお話です。演出の小川絵梨子さんを始め、キャストやスタッフの皆様と共に深めてきたデカローグの世界観を、是非沢山の方々に感じていただきたいです。
最後まで怪我なくヤツェクとして舞台の上で生きられてるよう、全力を尽くして頑張ります。

■渋谷謙人
敬愛する演出家が温めてきた作品に参加できた事をとても嬉しく思うのと同時に、彼女の作りたい演劇、そしてこの素晴らしい脚本を少しでも体現したいという一心で、毎日稽古に食らいつく日々でした。僕がキェシロフスキの映画を観て感じた衝撃を、劇場で体感して頂けたら幸いです。素晴らしいスタッフと温かい優秀な共演者に感謝しながら、全身全霊で千穐楽までピョトルを演じさせていただきます。

■寺十吾
本日無事初日を迎えられた事を感謝します。
改めて沢山の方々に支えられて舞台が成立しているのだと強く実感しています。
今日から14ステージ14回殺されるのかと思うとまるでRPGをやっているかの様な錯覚を憶えます。ああ、またここで殺されるのか、ならば、それまでをより実感を持ってしっかり生きようと思う初日でした。そして1〜6話まで観て頂いたお客様に是非「全話観たい!」と思って頂けるよう、一意専心頑張ります。

■仙名彩世
無事に初日を迎えることができました!
ありがとうございます!
作品を創り上げていく稽古場はいつも豊かな想像力と活気に溢れていて、私自身、色んな所に寄り道したり迷ったりしながらも、少しずつ積み重ねて来られたように感じています。
ぜひ劇場で登場人物それぞれの人生を見つめていただけたらと思います。
みなさまのご来場をお待ちしています!

■田中亨
いよいよ始まりました。あっという間の開幕です。無事に初日を迎えられた事にホッとしています。
前半の5話と、後半の6話にかけて、心が忙しい毎日になりそうですが、楽しみながら、千秋楽まで頑張りたいと思います。劇場でお待ちしております。

<公演情報>
新国立劇場の演劇『デカローグ1~10』

原作:クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ
翻訳:久山宏一
上演台本:須貝英

【プログラム C】
デカローグ5「ある殺人に関する物語」
演出:小川絵梨子
出演:福崎那由他、渋谷謙人、寺十吾、斉藤直樹、内田健介、名越志保、田中 亨、坂本慶介、亀田佳明

デカローグ6「ある愛に関する物語」
演出:上村聡史
出演:仙名彩世、田中亨、寺十吾、名越志保、斉藤直樹、内田健介、亀田佳明

2024年5月18日(土)~6月2日(日)
会場:東京・新国立劇場 小劇場

チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2449609

公式サイト:
https://www.nntt.jac.go.jp/play/dekalog/

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